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Channel: 音楽とかギターとかテキトーに・・・
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ブログはじめました

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いや、最近はすっかり・・・

チャゲアスをディスるブログ

と化しつつあるのですが・・・苦笑
まぁなかなかバンドとかライブとか楽器に触れる時間も減ってるんでネタもね・・・、と言い訳しつつ・・・

一方で今一番書きたいこと、書けるものは”育児ネタ”なんですけど。

このブログのテンションと全く合わないw

と、いうわけで・・・

単独で新ブログを立ち上げてみました

『割とリアルなパパ育児』
雑誌やテレビの「イクメン」なんぞただ幻想。安月給・家事スキル最低レベルの駄目パパが語る、現実的な・育児トーク

まぁこれ、ワードプレスの勉強&半分仕事って感じなんですけどね・・・苦笑

ふつつかものですが、このブログ共々、よろしゅうお願いします







再考CHAGE&ASKA年表(私情入りまくり) 2002年

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この時期って実はかなりアクティブに活動してるんですよね。前年に引き続きロングツアーに出る2002年。■セルフカバーアルバム「STAMP」リリースバンドの「危険フラグ」のひとつ、セルフカバーアルバム。話は逸れますが「代表曲のボサノババージョン」って絶対イケてないのに何でみんなやるんでしょうね?wと、いうわけで…セルフカバーアルバムをリリースwひとつ前のシングルのカップリングで好評だった「砂時計のくびれた場所」「HOTEL」を受けての感じですかね。いや~、なかなかに香ばしい作品に仕上がっております。とりあえず最初にいいところをw先行して世に出た「砂時計のくびれた場所」「HOTEL」に加え「太陽と埃の中で」「WALK」あたりは素晴らしい出来。ある部分じゃ“原曲を超えたんじゃ”と感じる新しい一面を打ち出した名演が楽しめます。もうね、この4曲のミニアルバムで良かったんじゃね?という勢いw特に代表曲でもある「太陽と埃の中で」は、拳あげちゃう感じの元アレンジがこの時点では結構イタい感じになってたので(確か本人もそんなことを言っていた)、落ち着いた横ノリへのリアレンジは大成功だと思います。で、だ…後はもう、数合わせみたいなのがゴロゴロ。「You are free」「river」「終章」など、確かに違うんだけど、それで特に印象が変わったとか、新たな魅力が加わったとかが決してあるわけでも無い…“で、だから?”みたいな曲が続きます。「You are free」なんてアルバムを久々に聞いた時、入ってたことそのものを忘れてましたからwその他、「あのイントロを聴くのも嫌になってたんだろうなぁ」と伺われる「SAY YES」のあまりといえばあまりの酷さに笑い転げたり。出来の悪いDJリミックスを自分たちで作ってどーする?と。個人的には「YAH YAH YAH」でのブラックASKA全開のボーカルは“アリ”だと思いますが。これもこの当時は歌いたくなかったんだろうなぁ~、ものすげー投げやりな歌は何度も聞いてるとクセになりますwたしかこのアルバム、コピーコントロールCDでプレイヤーに取り込めなかったんだよな。そんなこともあってか、非常に存在感の薄いアルバムです。「頑固オヤジが作る極太面、背油たっぷり、大盛り、全部のせラーメン」みたいなギットギトの演奏w、昨日今日の若造には真似出来ないオヤジ汁あふれるサウンドが素敵です。あまりにダサすぎて5週位してカッコいいと感じられるエンディングのアレンジも最高。個人的には「Knock」「CAN DO NOW」と共に「3大ダメンズが女に逃げるソング」と呼んでおりますw「ただのやさしさに取り乱すあなたに 僕は安らぎ覚えた」とか言っちゃう男は相当悪質かとw■ツアー「THE LIVE」メチャメチャ投げやりなツアータイトルにすべてが集約されている感じですが…「オリジナルアルバム無きロングツアー」という苦行の旅に出ることに。何とかモチベーションを見つける材料としたのが「セルフカバー」ってのも悲しい話ですが。この後の「two-five」は25周年っていうのがあったし、「DOUBLE」はアルバムツアーってことを考えると、ASKAがよく口にしていた「意義」「理由」という部分では一番しんどいツアーだったと推測されます。でもこのツアー、「やるからにはしっかりしたものを」というギリギリのところからの責任感とモチベーションが感じられて結構好きなんですよね。ASKAの声がいよいよって感じの時期だったりもして。盛り上がりポイントを後半の「ひとり咲き」「何故君」あたりに集中させておいて、前半は 負担の少ない曲やCHAGE曲で何とか乗り切る…みたいな苦悩や工夫も伺えて面白いです。オリジナルアレンジでの「SAY YES」「YAH YAH YAH」を外してるから、盛り上がりのピークが「THE TIME」だったりするのも新鮮味があってマル。あとアルバムに入ってない「夢の番人」「この愛のために」「僕瞳」「trip」あたりのリアレンジが非常にカッコいいという、エネルギーの使いどこが間違ってる感じなのもいとをかし。そういえばこのツアーの「この愛のために」って丸々2番をカットしてるんだけど、これにより歌詞の肝であり、個人的にも大好きな「ふたりは小さな複数だけど とても大きな勇気になれる」というフレーズが無くなってるんですよね。当時も凄く残念に感じたんだけど、今となってはこのフレーズをカットしていることに変な意味を深読みしてしまいます…。ドラム今泉氏が「スティック2本ずつもって人工ショートディレイ奏法」なんていう小技を魅せてますwやっぱりこの曲の2番カットは気になるなぁ・・・「つまり恋人にこ~~~いびとが出来た」っていうブレイクにはマジぶっ飛びますな僕の原点と呼べる曲。やっぱカッコええわぁ~~

とうとうiPhoneデビュー

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昨日よりiPhoneデビュー

そう…最新・最強の…

iPhone 5C



いやーね、ちょっと前に携帯大好き息子サマが「けーたい けーたい」言うんでスマホ持たせて歩いてたら、見事に落下…

これ自体は何度もあって「スマホって結構丈夫だなー」とか思ってたんだけど、今回はスクリーンにヒビ。

とはいえ使えれば別に蜘蛛の巣でもいーや、と思ってたけど、画面の上1/3位のタッチパネルが反応しない…

んでも、それでも「頑張ればいける!」と1日使ってみたけど、画面上部のアイコン押したい時には、本体回転させて横向きにしないといけないのは流石に不便w

そんなわけで仕方なく携帯屋へ。
旧スマホが2年縛りの最中なんで違約金もかかり、プラス機種代だから、機種変だと最低でもン万円がかかる…

修理を軽く聞い たら、これも万単位は覚悟。
そもそもこの旧スマホが「使いにくい」を超えて「ほぼ不良品」ってレベルのゴミ仕様なので、直して使う程愛着がない。
んで最近繋がってる人との連絡はほとんどラインだから、メールアドレスが変わっても伝える必要があるはガラケーの嫁さんとかーちゃん位。

じゃぁ現会社にこだわる必要もないか、とNMPを決断。


これ自分でも良くないなーと思うんですけど、

「携帯の機種に興味がない、携帯本体に金を払う気がしない」

っていうマイポリシーが、「“服装にこだわらない”ことにこだわって、あえてヨレヨレのシャツ着ちゃう人」的な固執になってます…苦笑


そんなわけで15年来の付き合いのAUとおさらばし、白い犬の会社へ


いやーーー僕、Appleもソフトバンクも大っ嫌いなんですけどね
それでも携帯に関しては“安い”が優先されますw

「機種タダ+33,000円分の商品券」という、そのカラクリを覗いたら大きなブラックホールが広がってそうなムチャクチャな価格設定。

とりあえず2年縛りの赤字は余裕で回収出来たのでOK。
副産物としてテキトーに組んでた前の契約が間違ってたらしく、通信料も大幅に安くなる模様。

そんなiPhone 5C、10年遅れのiPhoneデビューなわけですが。

誰かがコラムで書いてた…

「iPhoneのインターフェースは先駆けてスタンダード化しただけで、その操作性自体は全く直観的ではない」

という意見に激しく同意。


メチャメチャ使いにくいぞオイ…
コラムの人が言ってる“直観的じゃない”ってのはホントそう思う。

アップル好きは「慣れるとこっちの方が」とか言い出すんだろうけど、慣れりゃ自分にとっては全部“こっちの方が”なわけでさぁ…

アクセスの導線が「オメーこれワザとやってるだろ」ていう位に分かりにくい気がする。


今んとこ、機種変して良かった点はツムツムがスムーズに動く事くらいw

まぁ文句言いつつも使うけどね…“安かったから”

でも初期解約手数料期間が終わって、お得なNMP機種があったらすぐにでも「AU&アンドロイド」の仕様に戻す予感…
いっそガラケーまで戻すか?とか考えるけどそれだと“ツムツムが出来ない”んだよなぁ。

僕にとってスマホとガラケーの価値の差は、ツムツムのみw


江東シーサイドマラソン

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人生2度目のハーフマラソン大会に出場

前は6年前、そん時は結構速い方だったんですけどね…
年月の残酷さを知る結果となりました…涙

1時間51分で1800人中600位くらい(前回は1時間35分で100位くらい)

“もっとやれると思っていた”

という思い込みの切なさをとことん痛感…
まぁ加齢に加え、走り込み不足、体重の増加ですからねぇ…当たり前と言えば当たり前なんですけど…苦笑

いやーー同じ歳である猫ひろしの凄まじさを実感しております。
やってることはどうあれ、30代後半でフル2時間半でイケる走力は無条件に尊敬。

実は、猫は家の近くに住んでて、公園でトレーニングする姿を目撃したこともあるんですけど、こっちからすると全力疾走!?ってペースでしたからね。

一応、大会前に20キロくらい走る日を作ったりと準備はしてたんですけど…いかんせん走り込み不足。
後半全然足が動かなかった…。
あと日常で走る時に少しペースを気にしないと、自然の衰えに任せて平均ペースが落ち続けちゃうんだよなぁ、と。

それにしてもシニアの上位選手は凄い。
後半も黙々と変わらぬペースで、僕の脇を駆け抜けていく姿がカッコ良すぎ、オイラカッコ悪すぎw

まぁ「現状を知る」という意味では非常に有意義な時間でした。
来年に向けて、しっかり頑張ろうというモチベーションに。1時間40分台には戻したいなー。

あと「フルマラソン参加」という目標もなるべく早いうちにやらないと大変なことになるぞ、と。
でもこれ下手に最初ハーフを走ると「ここから倍!?マジ無理」って感覚になるんで、やるならはじめからフルの方が良いかもです…

フルなら3時間台で走りたいと思うんだけど、この感じだと相当走り込まないとキビしいなぁ…

ちなみに「沿道からの息子の応援」という、ベタな感動ポイントもあったんですが、パパが遅かったために息子サマぐっすり寝てましたとさw



再考CHAGE&ASKA年表(私情入りまくり) 2003年

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この辺の年代と内容が曖昧でございますが・・・

コラボや冒険的活動も多かった2003年。


■シングル「デラ シェラ ム」(withスターダストレビュー)リリース
「チャゲアスと仲良し」と言われて一番最初に思いつく盟友・スタレビとのコラボシングルをリリース。
元々イベント用に即興で作ったとかそんな曲だったはず。

いやー久しぶりに聞き直したらメッチャ名曲。

とりあえずスタレビ演奏&コーラス上手すぎ、CHAGE・根本の上でハモるバンドメンバーが凄まじい…

あと2番Bメロの「CHAGE→ASKA→根本」とリレーしてから“3人でドン”の快感がたまらん。ここだけ部分リピートで何回も聞けるw

サビ前に「虹伝説」「YAH YAH YAH」とお互いの代表曲のフレーズを入れたりするベタな遊びもいい感じ。

「20年以上ラブソングを歌い続けてきた人達が歌ってこそ」な歌詞も素敵。この内容はASKA単独では書かないからその辺も聴きどころ。

まぁ、ちょっとASKAパート多すぎって気もしますが…苦笑
聞き慣れてる側からすると、もっと根本の歌を聞かせろとw

この曲、1回生で聞きたかったなぁ~。

※YOU TUBEで動画埋め込みURLが無効だったんで、以下リンクからお楽しみください。
・プロモーションビデオ
・ライブ映像




■SOUND CONIFER 229 〜K.ODA & CHAGE and ASKA〜
富士急ハイランドで小田和正とのコラボライブ。
台風直撃でやるかやらないかも不明のまま、とりあえず新宿から富士急行きのバスに乗ったなぁ~苦笑

チケットに富士急ハイランドのパスポートも付いてたんだけど、フジヤマはじめほとんどの乗り物も止まってて、室内ステージみたいな場所が「避難所」と化してたのを覚えてます。
ちなみにこの悲惨な中、ボッチ参加のワタクシ…「ガンダムザライド」に20回くらい乗りましたw

本番までには雨も上がり決行(小田和正は激的な雨男らしい)。
音響的にはずっとどっかでノイズが鳴っているなど、かなり悲惨な状態でしたが…。

ライブは良くある「CA10曲/小田10曲/共演3曲」みたいな構成ではなく、3人の弾き語りを中心に互いのボーカルを入れ替えつつ演奏していくという文字通りのコラボライブ。

「SAY YES」のメインを小田、「ラブストーリーは突然に」のメインをCHAGEが歌うという、それ誰も幸せにならないんじゃ・・・?てな微妙な演出もあったりしましたが、普段とは違う緊張感と新鮮味があるいいイベントでした。


終始「柴田ぁ~」「宮崎ぃ~」と呼ぶ小田先生が素敵。

先生曰く「いい歳してチャゲとかアスカとか恥ずかしくねーか オメーら」(←無敵過ぎ)。

ちなみにこの日の略称は「チャゲアス」ではなく「シバザキ」w

リハでも「しっかりギター弾けや柴田」とかガチ説教されたりしてたらしいです…


中盤には、小田の盟友であり、チャゲアスを間接的に出会わせたきっかけ※でもある財津和夫がゲスト参加。「サボテンの花」「心の旅」も聞けてお得でしたねw

このライブ、最大の見どころは小田が1番を歌い、それを受けたASKAが神がかった歌を披露した「言葉にできない」、これはマジ鳥肌が立ちました。この曲だけでも映像が欲しい!

ちなみにもうひとつの見どころは、オーラスで“舞台袖に財津和夫がいるのに3人だけで歌った”チューリップの「青春の影」。

ここで元歌詞に追加して歌われた「今日の夜はとっても~素敵~忘れないこの日を~ありがと~」てな、とても日本を代表する実力派ミュージシャン2組が作ったとは思えない・・・

キャンプフ ァイヤーでイタい体育教師が披露しちゃうような替え歌

は相当に衝撃的でしたw

このライブ、映像化の予定があったらしい・・・んすけどねぇ・・・遠い目


※有名な話ですが、ASKAがCHAGEを認識したきっかけは「教室でギターを弾き語っているCHAGEをたまたま見かけ、曲の良さに感動した」こと。んで、その時にCHAGEが「自分のオリジナル」と嘘をついて歌っていたw曲がチューリップの「サボテンの花」。





■RISING SUN ROCK FESTIVAL 2003 in EZO
通称「エゾロック」。
札幌カウントダウンのプロモも兼ねてディープなことで知られる北海道のロックフェスに出演。

「ギターウルフとハイロウズの間」という場違いにも程があるムチャクチャな対バン・出順。
「YAH YAH YAH」ならともかく「SAY YES」でダイブが起こったらしいw
これ演者からしたらかなり屈辱的な状況、映像で見るとそれこそ噛みつきそうな表情で歌ってます(YouTubeとか消されちゃってるんだよなー)

こんなもん、その場では盛り上がっても絶対新規ファン獲得にはつながらね~って。

でもこの時の映像、ASKA本人的にはお気に入りらしく動画サイトで良く見ていたらしいw




<よだん:チャゲアスとフェス>
2000年以降、それまであんまり他バンドとつるまなかったチャゲアスがフェスやイベントに頻繁に出はじめます。

まぁ新規ファン拡大が急務だったので、世の中の「フェスブーム」に乗ってみた感じかと。
井上陽水や矢沢栄吉がフェスきっかけで若者からも再評価され、新規ファンの獲得につなげたという事例も参考にしたんだと思います。

青学の学園祭なんかは見に行きましたが、内容は「至極フツーのライブ」という印象。
正直チャゲアスはフェスや学祭にはあまり向いてないと感じましたね・・・。

結局3大フェス(フジ、サマソニ、RIJ)には出れていないなど、その辺のツメの甘さも目立ちました(ある意味詰めの甘さがチャゲアスらしいんですけどw)。



今回は載せられる動画があんまりみつからなかったなぁ~。

ちなみに、次回は「札幌カウントダウン」や「熱風コンサート」など盛りだくさんの25周年イヤーですな。



リアル”潜入操作24時” ~横領の証拠を掴め!~

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横領・公文書偽造が発覚した瞬間を掴んでしまったかもしれない…



ちょっと前に職場でシステムに関して経理部から「システムと実際の金額がズレている」という問い合わせ、この手の話は良くあるコト。

でも、データの中身を見るとシステムは正常っぽい。

そうすると人間の手作業が間違ってることになるんだけど、経理の人いわく「それは考えにくい」と。

そんな感じで個々の内容を調べていくと、ひとつの契約に行き当たる。

ザックリいえば「中身を知っている人が見ると、100円の物に1万円を払っている」というような取引らしい。


「でもこれ正式な契約書もあるしなぁ…」というので契約書のスキャンデータを見せてもらう。

たしかに先方のサイン入りの綺麗な契約書が。

うーんそうかーと思いつつ、ふと見直したこのpdfファイルに違和感を覚える…

あれ…

このファイル…


スキャンデータにしては綺麗過ぎやしませんか?


手書きサインが入っている用紙をスキャンしたものなら、文字のカスレやヨレ、映り込んだゴミがあるはずなのに、それが無くミョーに綺麗。


まるでワードファイルをpdf化したみたいに


気になったんで、そのファイルをちょっと見せてもらうと、
印刷された紙のスキャンデータのはずなのに…


文字が選択できるw


経理の人が慌ててそれ以前の同じ会社との契約書を引っ張り出してくると、それはガッジガジでノイズだらけのスキャンデータ(「そこで誰か気付けよ」って話なんだがw)。


これは結構な問題、ってことになり調査開始。
こういうのチョーテンション上がるわー、もうオイラノリノリw


疑惑のpdfをイラレで開くと、直筆サイン部分のみ画像で選択できる。
しかも他の契約書に入っているサインと、この疑惑pdfのサイン部分を重ねると…“ピタっ”と一致。
パッと見で同じに見せないように、少しだけ横幅を伸ばしてあった涙ぐましい努力が切ないw

一方で2つの書類自体を重ねてみると、文字ピッチとかフォントサイズは微妙に違う。
とはいえオッチャンがんばってるわー、素人のワードにしてはかなり近付けてありました。


この時点で限りなくクロ。

「カラ注文」的なコトをするために契約書を偽造した疑いが濃厚。

という形であとは上層部預かりとなりました。


多分、元々の契約書のスキャンデータを背景に張って、ワードでチマチマと同じになるように作ったんでしょうね…んで他の契約書のサイン部分のみ元ファイルをスキャンして取り、貼り付けて完成、と。

うーーーんオッチャン…頑張ったけどツメが甘いよぉ~。

出来た書類を出力し、少し紙をくしゃっとし、3回くらいコピーした後でスキャンしないと。

ワードをそのままpdf化はないわ。
まぁ普通の人はpdfファイルに文字データや制作マシン情報が残ってるなんて知らないと思いますけどね…。


それにしてもこういうのって、本当にあるんですねぇ。


※念のためかなり話を盛り引きしてあるんで、、矛盾点があるのは勘弁してください。あくまでフィクションです・・・。



再考CHAGE&ASKA年表(私情入りまくり) 2004年

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すこし間が空きましたが。
いやー年内に終えたかったんだけど無理かも・・・汗

てなわけで盛り沢山な25周年メモリアルイヤー、2004年。



■カウントダウンライブ@札幌ドーム
福岡に次いで札幌…
まぁ“ASKA第2の故郷”って言い訳は立つんですけどキビしいわぁ…

てなわけで僕、このライブ参加してましぇん。

行った人の感想を聞くに“かなり悲惨なライブ”だったみたいですが…。
サブステージの演奏で「音が聞こえなかった」とか言ってた人もいたしな。

まぁ悔やむところと言えば「BIG TREE」を生で聞く機会はこれだけだった、ってことくらい。

まず、ライブDVDを見ても結構な割合でリハーサルテイクに差し替えてるにもかかわらず「この出来?」って位にASKAのボーカルが不調。

んで新曲がない中でイベントやるのにも限界がきてて、セットリストも新鮮味が薄い。
“ビビらせ楽曲”が「BIG TREE」「ロマンシングヤード」ってのも何となく読めちゃったしなぁ…
シレッと「晴天を誉めるなら夕暮れを待て」をチャゲアスで演ってたりもするんですけどね。


あとこのイベント、メチャメチャ仕切りが悪かったようで…。

「終演後オールで打ち上げイベントやります」と告知
 ⇒「警察の許可取れてませんでしたぁ~」で中止(アホか?)

その代わり唐突に「前日、無料でリハーサル公開」を実施
 ⇒ネタバレを本人にやられて肝心の本番のテンションビミョーに

日ハムが北海道に移転した年だったんで、ライブ中盤に唐突に岩本選手とのトークショー開催
 ⇒マジイミフメイ、当の岩本選手自身が戸惑っていたとのこと(そりゃそーだ)


その他、この手のイベントの定番「帰りの交通手配が最悪」「グッズ買えねー」などを、“真冬の北海道”なんぞでやられたため、トータルとして後味の悪い思いをしたファンがかなりいたらしい。

信者に近い知り合いのファンも酷評してたもんなぁ…苦笑
運営チーム全体にこの規模のイベントを単独で回すパワーが既に無いのを露呈した感じですね。

25周年のメモリアルに弾みをつけるどころか、暗雲立ち込めるスタートとなりました。


うーん、カッコいい曲やぁ。
こういう散文詩然とした歌詞も実はこの頃には少なくなってるんですよね・・・


自然ちゃ自然だけど違和感もw
この曲のコーラスってASKAがCHAGEのモノマネをしてる感じもあるから、CHAGEが歌うとなかなか面白い。








■シングル「36度線 ~1995年夏~」リリース
95年に「ニュースステーション」(懐かしー)の天気予報の恋人曲としてチラッと使われたまま、お蔵入りになっていた曲を引っ張り出しシングルリリース。

この曲、結構好きなんですよね。

ASKAには珍しい3コードベースのシンプルな ポップナンバー。
簡単でテンポがあるんで、ギターでジャカジャカ弾き語ると気持ちの良い曲w

「街ですれ違う 若い人たちは みんなタレントさんで 茶色の髪してた」とか言ってみたり、東京を「36度線のベルトの下」などと表現する“ASKA印”付きまくりの歌詞が素敵。

もはやASKAがASKAの歌詞をパロディーしてる状態w
この時期には、ここまで超絶技巧の比喩で固めた歌詞は無くなってるんで逆に新鮮です。







■熱風コンサート@お台場の野外
25周年記念イベントとして、デビュー当時の伝説のコンサート名を冠した野外ライブを実施。

この日は台風直撃・・・の予報がありつつも回避、まだツキはある。

内容は僕世代のファンにはもっとも馴染みの薄いwであろう、中期「インチキデジタルプログレロック時代」の楽曲がふんだんに盛り込まれ、イントロが鳴ると「何だけっけこの曲?」と客が戸惑うというのが繰り返されるというw

最大の収穫は生で「モーニングムーン」が聴けたことかな。


あとは「パラダイス銀河」なんかを入れたメドレーを演るなど、精いっぱいの頑張りを見せます…が…

も~ね、“遠足前に必ず風邪ひく子どもか!”という勢いで晴れ舞台で外すASKAサマ。
喉がこれでもかという位に絶不調…空模様と共に演者の声を心配しなきゃならんライブて…苦笑。

この日の「ムーンライトブルース」は、プロが金取るパフォーマンスとしてアウトだったと思います…(「モーニングムーン」の次に印象に残ってる曲がコレw)。

音楽的には中期楽曲ならではの派手なシンセ音、長尺のギターソロなどがいい感じにステージ映えしてカッコよかったですね、久々のホーンセクションも華やかで素敵。
このセットリストだったら是非ゲストギタリストとして村上啓介氏を入れて欲しかったです。


アンコールでの「声を聴かせて」~「SAY YES」は本人が「こんなSAY YESはじめて」と言っちゃう位に神がかってました(というかこの「SAY YES」で何とかライブを成立させたところがあると思う…)。


そしてこのライブ最大の見どころは、終演と同時に振りだした雨、それに対し

「ざまぁ~みろ~もう降っていいぞ~」

とおっしゃられたASKAサマ。


いやいや…

ウチら規制退場でもうしばらくここにいるんですけど…

これから駅まで歩くんですけど…

と、会場全体がツッコんだ瞬間w


悪気はないんでしょうけどね…彼のマリーアントワネット的な本性が表れていた瞬間だと思います。


どうせなら「ガラスの十代」とか「Graduation」とか聞きたかったなぁ


これはマジで良かった


ある世代より上は「チャゲアスと言えばこの曲」という人が未だにいますね・・・





■シングル「僕はmusic」リリース
ここにきてとんでもないタイトルの楽曲をリリース。

ポップなんだけど非常にマニアックな曲調、久々に“新しさ”を感じる曲。

ラップ調?拓郎調?早口が何とも言えない Aメロ、どこまでも展開していくサビ、ギターリフが印象的なマニアックなアレンジなど聞きどころ満載の曲。
ASKAを心の師と仰ぐKANもこの曲を絶賛してましたね。

とはいえこの頃は世の中的にはもう「シングル」の存在自体が不要になってるから印象は薄いよなぁ~。

<よだん>
この曲のレコーディングに参加したミュージシャンがHPの日記で「スタジオにはCHAGEがいなくてASKAソロのレコーディングみたいだった」とか書いてたりします。

他にもこの頃になると、チャゲアス/ASKA関係のレコーディング参加ミュージシャンのブログなどに「あの現場はイマイチ…」というのを伺わせる内容が散見されたりします。
これは後でまとめて別記事にしてみようかなぁ。









■ツアー「two-five」
25周年を記念してのロングツアー。

このツアーをアルバム無しにやらにゃならんあたりが非常に厳しい感じかと。
内容的には「on your mark」でスタートし、大きいイベント以外では一緒にやらない暗黙の了解があったオリジナルアレンジでの「SAY YES」「YAH YAH YAH」の競演、さらに「LOVE SONG」「WALK」「僕はこの瞳で嘘をつく」などの代表曲も余さず披露するメモリアルツアーらしいもの。

「熱風」「21世紀」といった初期曲のリメイクもいい感じです(尚のこと「STAMP」のイケてない選曲、アレンジにツッコみたくなる)。

ただし、2000年のカウントダウン同様、「CHAGE&ASKAの未来」を感じるものがあったかと言えば…“ほぼ皆無”なのが切ないところ。

一応「ただのベストツアーじゃないぞ!」という姿勢を見せるべく、「ripple ring」「not at all」あたりの楽曲を軸に、いよいよ顔を出しはじめるASKAの「輪廻ムーブメント」wを交えてストーリー展開を組んでるんですが、それが効果的かと言えば…苦笑

そういや「人は凄い」の連呼MCで客をドン引かせたのってこのツアーだっけ?

収穫と言えばASKAの喉が復調気配を見せていることですかね。
まぁ普通に見ている上では、満足度がそれなりに高いライブだったと思います。


この曲、初期の中では凄い好きな曲。
今このタイミングで聞くと、「21世紀に愛の歌はありますか」という歌詞がいろんな意味で切ない・・・


このツアーで唯一新たな輝きを魅せた曲。


こんな感じで後半にリプライズしてくる演出はビートルズファン的にも好みすぎる。


これなんかのTV放送かな?DVDには入ってないテイク、僕が見に行った時にも演ってないな。
THE・ASKAラブソングなファンには非常に人気の高い曲。「君の愛は信じてる 天気予報くらいはね」というド頭の歌詞が秀逸。




<よだん>
他の場所でちょっと話題になったんですけど、僕を含めてこの頃のライブって、かなりの割合でファンも“ほとんど義務感”で参加していたように思います。
音楽メインというよりも「久々の友人・知人と連絡を取って会う機会」みたいなw

その証拠に、この頃って終演後の帰路や電車内でライブ内容に関して語っている人がほとんどいなかったんですよ。会場出るとすぐ「最近どう?」「仕事がさ~」「子供がさ~」って感じ。
ここは当時からはっきり感じてたことで、非常に寂しかったのを覚えていますね。
とはいえ、まぁ言ってしまえば“その程度のライブ”だったということなんですが。

ちなみに「ALIVE IN LIVE」の時は「凄かったねー」「あの曲のあれがんーちゃら」的な声が多かったから、“ファンの声”というのは正直なものです。



ヤフオク出品だけしかしていないYahooプレミアム会員がチェックすべき特典内容

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別ブログの宣伝も兼ねてw

ここだと機材を売るためとか、ヤフオクの出品料感覚でプレミアム会員になっている人は要チェック、となると思います。

”特に昔作ってそのまま”てな人は、特典サービスの存在そのものを知らない(僕もそうだった)ので、ひと通り内容をチェックしてみる価値はあると思います。

てなわけで続きはこちらへw


割とリアルなパパ育児『【ヤフオク出品者必見】知らないとマジで損?Yahooプレミアム会員特典 』

再考CHAGE&ASKA年表(私情入りまくり) 2005年

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年末のニュース特番で、やっと薄れかけてたモノを掘り返されるのが地味に辛い昨今、いかがお過ごしでしょうか?

そんな中、どうやらASKAが精力的なソロ活動を展開していたらしい2005年のお話。

この辺りの年代の活動は、コトの前後や詳細があやふやだわぁ…苦笑



■シンフォニックコンサートwith服部隆之
「史上最大の作戦」の音楽など、それまでもコラボの多かった服部隆之氏の招きによりオーケストラコンサートを実施。

元々派手なストリングが入った曲も多く、ASKAの声質とオーケストラの相性は間違いなく良いので、久々に行く前からワクワクするコンサートでした。

んで、実際に見ての感想…

とにかく“惜しい!”とかそんな感じ。

1回もののイベントなので準備の限界もあったんだと思いますが、やりたい世界観をイマイチ立体化しきれてない印象。

もちろん素晴らしい内容のコンサートではあったんですが…
例えば「月が近づけば少しはましだろう」や「君が愛を語れ」をオーケストラで演って悪いわきゃないわけで、そのハードルを超えてくる感動はなかったかな、と。

むしろ「ID」「girl」など打ち込みを駆使したタイプの楽曲が、オーケストラアレンジで新たな輝きを放つのが感動的でしたね。

アンコールでは「SAY YES」も飛び出し「チャゲアス曲もソロでやるよーん」という布石を打った感じも(でも国内ワンマンのソロライブでSAY YES演ったのってこの時だけかも)。

ちなみに一番印象に残っているのは、ツアーグッズの「超巨大ポスター(5000円)」。
ジャニーズでもあるまいし、40半ばのオッサンのこんなもんどーすんねん…と…苦笑

元々グッズがイケてないことには定評があるチャゲアス関係ですが、それにしてもあんまりな高額集金アイテムが散見されますな…


ちなみにこの時の感想で再演ツアー参戦をスルーし、メチャメチャ後悔することになるんですが…これは後ほど。





■アルバム『SCENEⅢ』
言わずとしれたASKAソロの原点であるバラードアルバム「SCENE」シリーズの3作目をリリース。
予算の都合を感じるショボいシンプルなジャケットが印象的w

「ソロアルバム作ってる曲と時間あるならチャゲアスでアルバム出さんかい!」とツッコミたくなる気持ちはグッと抑えるが正しいファンの有り方…


さて、ここで「NO DOUBT」位から感じてるホンネを吐いてみましょうか…

“曲が出揃ってねーなら無理やりフルアルバムとしてリリースすんなや!!!”

個々の楽曲は悪くないんだけど、とにかくボリュームに欠ける。
戦いは数ですよ兄者(ガンダム知らない人、すいません…)

「君の好きだった歌へのプロローグ」「loop」とか、いくらアーティスト然と言い訳しようが“水増し”以外の何物でも無い。
「君の好きだった~」なんて1曲にカウントすんじゃね~よ…、こんなもんイントロにすらならない“SE”ですよ“SE”w


ふぅ・・・、スッキリしたw


さて、内容。
輪廻ムーブメント絶賛開催中な「birth」で幕を開けますw
いや、曲自体はメチャメチャカッコいいし、アレンジも最高なんですけどね…詞に置いてけぼりにされますのぉ・・・汗
ちなみにこの曲のプロモのダサさは、総じてダサいチャゲアス関係のプロモの中でも群を抜いてダサいのでむしろ必見ですw


でも輪廻ムーブメントは「心に花の咲く方へ」にその要素を感じるくらいで、他ではひと段落するのでご安心を。
その後は「抱き合いし恋人」「背中で聞こえるユーモレスク」など「SCENE」の名に恥じないラブソングの佳曲が並び、ストリングスをフューチャーした映画音楽のような世界が広がります。
「愛温計」(凄まじい造語だぁ)は、あの「はじまりはいつも雨」の続編としても話題になりました。

個人的なツボはですね…「Walking around X'mas」の…

“服でも脱ぎに行きませんか”

という歌詞。

40半ばも超えたオッサンが何ゆーとんねん、と・・・。

クスリでもやっとんのか?と(あっ、やってた・・・白目)

いやー、誰も注目していないアルバムの片隅で、日本のポップス史でも屈指の1行が生まれていた瞬間です。







■ツアー「MY GAME IS ASKA」
ASKAソロの右腕だった松本晃彦が外れ、チャゲアス同様に澤近泰助がバンマスとなってのソロツアー。
バンドメンバーも一新・・・は全くされず、ASKAソロ・チャゲアスでお馴染みの皆様を軸とした面子に。

アルバム「SCENEⅢ」の世界観を演出するためにバイオリンを加え、打ち込みの同期をしない純生演奏でのライブを展開。


このツアー、結構評判がいいみたいなんですけどねぇ…正直…ボク苦手…

ピコピコ音とギターノイズにまみれる「kicks」の殺伐とした世界観こそASKAソロと思ってる身としては、このツアーの“暖かみあふれる感じ”がどーも好きになれんかったっす。

まぁ他にも「昭和が見ていたクリスマス」とか「細道」とか、“ホンワカ系”って総じて苦手なんでね…
これは“出来不出来”ではなく“好み”の問題。

とはいえ打ち込みがなくなった部分を必死で立体化する江口信夫のドラムが見どころな「girl」、「NOW」~「Loop」のカッコ良すぎな流れなど要所には鳥肌ポイントも。

昭和歌謡のカバーをアンコールに持ってきだしたのもこのツアーからですな。


うーーーん、僕にとっては印象に薄いライブでした…。


地味に好きな曲。こういう歌詞を書かせたら本当に凄い。


「SCENEⅢ」の中でも一番好きな曲
こういうレトロシネマ調の曲はありかと。


このアレンジはカッコいい。
ドラムのアレンジはホント絶品!!


このカバーは合ってると思う。
ただし元ネタの布施明が歌上手すぎだからなぁw







そういえばこの年…CHAGEは何してたんでしょうね?

正解:写真並べて短編映画作ってました



再考CHAGE&ASKA年表(私情入りまくり) 2006年

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くりすます更新はソロ、チャゲアス共にこれといった活動がない2006年w

※後日訂正
Point Green Liveの内容に誤りがありました。
このライブで「SAY YES」を歌ったのはCHAGE&ASKAではなく徳永英明です。
いやーなんかあったんだよなーと引っかかっていた喉の小骨はこれでした・・・w





■ap bank fes(3回まとめて)
桑田ファミリーの印象が強いミスチル桜井のイベントにポコんと参加。
このイベントは計3回出ているんですけど、この年は薄いのを水増しすべくここでまとめて。

ちなみに僕、1回も参加してませんwミスチルも好きなんですけどね。
野外フェスが苦手なのと気合を入れる程ではなくリアルに遠いつま恋という場所が…w

*とりあえず1回目(2006年)
一見さんだらけ、若めの客層に対してとにかく選曲が地味。
「君が愛を語れ」「はじまりはいつも雨」「晴天を誉めるなら夕暮れを待て」「同じ時代を」だっけかな?

まぁ「はじまり~」以外は誰も知らんわな(そしてその「はじまり~」は出だしを桜井に歌わすというw)。

一方…

「ラブストーリーは突然に」で客席に乱入しちゃう小田和正
自前に掃いて捨てる程ヒット曲があるにも関わらず「イノセントワールド」で幕を開ける桑田佳祐

しょーじき彼らとの“差”が出来た理由をまざまざと見せつけられたという印象。

ちなみにこの時の「同じ時代を」が、あれほどの大御所バンドでも「楽曲への理解」という点がズレると“こうなっちゃうんだ~”て感じでなかなか興味深い。

桜井のサービス精神なんだろうけど…”断じて合唱するような曲ではない”

キャンプファイヤーの体育教師よろしく桜井が先に歌詞を言い、客席が追っかけて「おなぁ~じときぉ~~ あるぅ~~いていくぅ~~」と合唱している様子はASKAファンからすると「いやいやいや」と違和感を感じること限りなしです。


うーん間奏のサックスソロとか、どーもこの曲のアレンジは違うんだよなぁ・・・


そういやこの頃から唐突にイントロのファルセットのコーラスを歌うようになりましたな。




*神展開の2回目(2008年)
1回目の映像見て2回目もスルーしたんですが、チョー後悔…涙。

これはマジで生で見たかった。
だってセットリスト「月が近づけば少しはましだろう」「PRIDE」「名もなき詩」「YAH YAH YAH」。

卑怯すぎw

いや~前回の小田先生や桑田先輩を見て反省したんでしょうね~w
この生真面目な感じと、ちょっとタイミングがズレちゃうあたりもASKAらしい。


何といっても見どころは「名もなき詩」の早口のトコロ。

全然出来てね~~w
最後に投げやりにシャウトするところが最高です。

ちなみに後のインタビューで桜井さまが「ASKAさんが遅れてきて最後グワッと合わせてくれたのが云々・・・」と必死にフォローしてくれておりましたw

しかしこの「名もなき詩」~「YAH YAH YAH」のメドレーは“ヒット曲”が持つパワーを見せつけてくれますね。


ちなみに小田先生に影響されてASKAサマも「YAH~」で客席へGO!(得意の側転付き)

しかしそれを受けた翌日の小田先生、「ラブストーリーは突然に」で再び客席へ、「ASKAも降りたなら俺は行けるところまで」と、ワイアレスの受信範囲を超える客席奥深くまで突進、やはり先生には勝てず。

後輩たちが大人しく歌ってる中で、くだらね~ことをガチで競う50と60のオッサンふたり・・・素敵ですw


この動画はホント何度となく見てる。
やっぱり「誰もが知っている曲」の持つキラキラ感ってあるなぁ。


*昼の野外は無理だよぉ…な3回目(2010年)
マスコミの情報や同時期の自前ライブを鑑みても、ローモードMAXな頃に参加した3回目。

演奏曲は「心に花の咲く方へ」「はじまりはいつも雨」「UNI-VERSE」「SAY YES」
野外だしアップテンポの曲が欲しいところですが、まぁ無難な感じ。

当然これも行ってないんですが、映像を見るだけでも“これ昼の野外には耐えないって”と心配になるw
どこか目がうつろな感じすらあるし…

歌も声は出てるんだけど、どこか集中しきれてない印象があります。
当時からこの映像見て「体調大丈夫?」という声はありましたし。

アルフィーの坂崎がラジオで、「数年前から業界内ではヤバいという噂はあった」的なことを言ってましたが、そりゃこんな様子でイベント出てれば周囲は心配しますわな…苦笑


桜井はじまりの「はじまり~」w
ASKA太りすぎ・・・


問題の「SAY YES」。確かにこの曲のいい時って笑顔で歌うんだけどそれが全然ないし、イヤモニ付けたり外したり、マイクをハンドにしたり戻したりと集中しない感じを受けますね。
何より小林武志を筆頭にバンドメンバーが全然“ノッてない”のが分かるからね…







■Point Green Live@代々木第一体育館
クリスマスシーズン、非常に珍しいチャゲアスがヘッドライナー/ホストとなってのイベントライブ。たしか「もったない精神」系のチャリティーだったはず。
ちなみにこの時期の代々木第一でのライブは原宿駅が死ぬほど混むので凄く嫌w


出演者は「岡本真夜/徳永英明/CHAGE&ASKA」

うーん地味w

チャゲアスの方が先輩、格上ですが「Vocalist」でブレイク中の徳永さんの方が世の中的には“旬”って感じだったかと。

真夜はともかくチャゲアス、徳永はワンマンで代々木が埋まるはずなのに、何故か一緒にやったら会場に空席w
これ、イベントとして一番やっちゃだめなブッキングです…

このイベントにあまりプラスのオーラを感じなかったんで参加自体を悩んだんですが、真夜「Alone」と徳永「壊れかけのRadio」が聴きたかったのと、多分徳永入れて「心のボール」、あと時期的に「世界にメリークリスマス」も演るだろうなぁって予想があったんでそれらを生で聞くことをモチベーションに代々木へ。

感想は当初の予定通り「Alone」「壊れかけのRadio」と「心のボール」「世界にメリークリスマス」が聴けて満足でした、とw

岡本真夜は代表曲「tomorrow」と聞きたかった「Alone」以外、誰も知らないニューアルバムからの楽曲というムダに強気なセットリストだったのを覚えています。


徳永はなんとオープニングが「SAY YES」。
その後は最強のキラーチューン「壊れかけのレイリオ」(←ASKAがMCで「壊れかけの“ラジオ”」と発音したら「“レイリオ”です」と言い直してたのにはウケた)の他、「僕のそばに」「レイニーブルー」などの代表曲もたっぷり聞けて満足。

元々徳永の曲は好きだったんで、カバー主体の構成じゃなかったのが嬉しかったです(カバーはたしか「雪の華」だけだったかな?)。



そして我らがチャゲアス。

ファン限定キラーチューン「THE TIME」で幕を開けるという、真夜ファン・徳永ファン置いてけぼりのスタートw

まぁその後は「太陽と埃の中で」「YAH YAH YAH」「HEART」などを盛り込んだ一見さんにも優しいステージを展開。

僕の人生の一曲「太陽と埃の中で」はこれがふたりでの最後の演奏となります(寂)

このライブといえば、ASKAが「僕たちは日本という大きな船に乗っている、その船の船長、安倍総理!」とかやたらテンション高く紹介、来賓としてきていた客席の安倍首相(第一次内閣時代)にスポットライトが当たったのがハイライト。

たしか政権の評判も大して良くなかった頃で、「いや、その船泥船ですがな」と脳内ツッコミをした記憶がw

ちなみにこの時「安倍首相スポット」⇒「客戸惑いつつ、何となく歓声と拍手」⇒「YAH YAH YAHドン!」という、“自国の首相を前フリにに使う”というヒジョーにレアな演出で進行してたりします。

当然ながらこれに対しては「嫌~~~~な空気」もありましたね。
僕に限らず、どことなく違和感・嫌悪感を持った客は少なからずいたと思います。

ボンジョビやU2のボノみたいにサラッと政治的なことを持ち込める感じは日本では難しいという印象もありますし。

でも安倍さんって最近もエグザイルのライブで同じようなことしてたんで、こういう派手なパフォーマンス、目立つことが好きなんでしょうね。


その他の収穫としては、この頃はFC会員ではなく、ラジオチェックとかもいちいちしてなかったのが功を奏して「Men and Woman」の初体験が生!となったこと。

細かな歌詞とかは聞き取れませんでしたが、それでも「久々に一発で捕まれる名曲が来た!」と震えました。

内情とか知る由もなかったんで、この曲聞いて「来年からの活動次第では最ブレイク、あるんじゃね?」とか思いましたからw



あとさぁ…最初に楽しみと書いておいてなんだけど「世界にメリークリスマス」がどーも苦手なんだよなぁ。
凄くいい曲だとは思うんだけど…

ジョンレノンのハッピークリスマスを連想させすぎちゃうのと、世界観広げ過ぎじゃね?て感じの歌詞に入り込めんのよね…
「イベントでクリスマスが一番好き」と豪語するASKAの想いが入り過ぎちゃってる気がしますな。

パーソナルで他愛もない感じの歌詞の「 Walkin g' around X'mas」方がクリスマスソングとしては魅力的だと思ってたり。

まぁ時期ものとしてはいいとは思いますが。


福岡市役所の保留音として一躍有名になった曲w



さて、次からはとうとうCHAGE&ASKAとしてラストタームとなる活動が本格的にはじまります…。



あけまして

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あけましておめでとうございます。

年末年始は実家でパソコンに触ることもなく由緒正しき寝正月&フォアグラ活動(略して「フォア活」)を展開しておりました。

いや、マジ人間ダメな方には一瞬で戻れますな…苦笑。


まぁ変わったことと言えば、ドヤ顔で「テレビがつまんなくなった」というヤツが大っ嫌いなテレビっ子的にあんま言いたくないんですが、テレビ見なくなったな、というコト位。

これは子どもの影響ですな。
必要な時以外付けておかないようにしてたら、それまでは「何となくついている」方が落ち着いていたのが、付いてない方がデフォになると見てないテレビが付いてるとウザったく感じるようになったという。


とはいえ流石 に大みそかはザッピングしてましたが。
スタートはダウンタウン、飽きた頃にボクシングが面白くて、最後は紅白の大御所組で締める、みたいな王道な展開でございました。

ダウンタウンは「バス車内」的なシンプルに笑わせにかかるネタ主体でいいと思うんだよなぁ~。
中盤以降の芸人内輪暴露大会とか「驚いては~」の鬼ごっことか別にいらん。

それにしても新垣さんはあざといと思いつつも笑ってしまいますわ。
この人、あり得ない位ピアノ上手いんですけどね…。




あとは日本人好みの「かませ犬が格上を食いかかって結局駄目だった」展開のボクシングは面白かった。

たしか挑戦者「小さなジム所属、29歳で5敗くらいしてて世界ランク一桁ギリギ リ」とかそんな感じ。
プロフィールにメチャメチャいい味が出ているw

番組的にはとにかくあのチャンピオン呼びたかったんだろうな。
ところがOKになったはいいものの受けてくれる日本人選手がいない、そんな状況だったと思われ。
大手ジムだったら絶対に絶対的王者相手、しかも年末興行に有力選手なんて出したくないだろうし。

そこで白羽の矢が立ったのが誰が見てもジム・本人共に崖っぷちな彼、と。
いや~~~、それだけでドラマがある、こういうのですよこういうの。

それにしても惜しかった~~
無心で戦ってた挑戦者、ダウン取ってから素人目にも明らかに固くなったんだよなぁ。

チャンピオン足に来てたし、あそこを冷静にアグレッシブに裁ければ「もしかし たら」があった予感。
とはいえそれをそうさせないのも百戦錬磨の名チャンピオンの技術なんでしょうけど。

あのマッチメイクはなかなか良かったと思います。




その間を縫って紅白を適当に。

紅白は“プロ野球”と一緒で、時代の流れと共に「国民的娯楽」の役目は終わったけど、イチコンテンツとしてみたら依然最強のソフトてな地位を確立し直したとこがありますな。


現在の僕の立場からの感想としては…

「子ども向けコーナー」に自社コンテンツをプライドと自信を持って投入せよ、と。

注目度とかその年を振り返るって意味では仕方のないことかもしれないけど、ヨソ様がやった妖怪んーちゃらだのアナ雪だのをフューチャーしなくてもよくね?と。


オタクにはEテレという武器があるでしょ!?と
「おかあさんといっしょ」「いないいないばぁ」とか名曲、名キャラが沢山あるんだし、そこに自信を持っていのでは、と。

一発屋の妖怪やゆるキャラ出してる位ならムテ吉・ミーニャ・メーコブやこっしー・サボさんを出さんかい!と
嵐もAKBも「妖怪体操」とかやってるくらいなら「ブンバ・ボーン」を踊らんかい!とw

というか昔の紅白の子どもコーナーってジャジャ丸とか出てきたよね?

いや、マジな話、Eテレの番組って本当に丁寧に良く作られてるから、その辺をもうちょっと大切にしてもよいかな、と感じます。



あとはやっぱ中継の人出すのやめよーぜ。

和田アキ子が「中継が許されるなら私は自宅の前で歌う」っ て言ってたけどホントそうだって。

福山とか当たり前のように中継で歌うけどあれ見てて白けるわ~。
サザンも中継、しかも最近の曲をほぼフルコーラス2曲てのは、しょーじき感じが悪かった…


とまぁそんなどーでもよいことをグダグダと書いていこうと思いますので、今年もよろしくお願いします。

とりあえずCA年表の残りを書き上げねば・・・


再考CHAGE&ASKA年表(私情入りまくり) 2007年

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いよいよCHAGE&ASKA、実質ラストの活動がはじまる2007年。
今回は語りまっせーw



■シングル「Man and Woman」リリース
実質のラストシングル。
先に言っときます…異論は認めません…

CHAGE&ASKAの最高傑作です。

メロディー、歌詞、歌唱、アレンジのすべてに非の打ちどころが無い、それまでの曲に対してひとつ上のフィールドにいるような存在感を持っている曲。
「完璧な楽曲」というのがあるならば“これ”という位に素晴らしい作品です。

2000年代のチャゲアスが嘘と虚飾にどれだけまみれていたとしても、ASKAがどれだけ薬と女にまみれて我を失っていたとしても…

この1曲があるだけでその総てが報われるとすら感じる名曲。

とにかく「美しい」そして「優しい」。

大抵の曲で消化不良を起こしている輪廻に関する内容も、この曲に限ってはしっかり作品の中に昇華され素直に入ってきます。
特に間奏からラストのサビに広がっていく爽快感は至福。

この曲が世の中に広がらなかったことが残念でならない。
本人的にも絶対にこの曲に”手ごたえ”はあったはず。

というかこの「Man and Woman」のリリースから「WALK」ツアーの前半あたりまでのASKAって、“ここが絶頂期”と言っていい位の状態なんですよ。
声がメッチャ出てるし、ライブでも歌に対する集中力は凄い。

作品も数は生み出せてないけど「Man and Woman」「UNI-VERSE」「L&R」といった名曲中の名曲を生んでいる。
極端な話、この時点の実力として切り取ったら世界でも3本の指に入る位のミュージシャンだったと思う。


んで、ここからは完全な推測なんだけどその「自身の充実した状態」と「周囲の反応・評価」のギャップに非常に苦しめられていたんじゃないかな、と。

この前の時点までは「喉を壊している」っていうのが実は言い訳のよりどころになってた気もするし。
ところが自身のキャリアでも最も声が出る状態になり、しかも「SAY YES」や「WALK」を超えるような楽曲も生み出している…なのに周囲の反応は薄い

これじゃどこかで糸が切れても仕方がないよなぁ、と。
世の中のリアクションっていう意味では「薄い」どころか、本人的には「ほとんどない」という感じだったんじゃないかなぁ、という気がするし。

「目に見えるもの」という意味ではセールスとかヒットてな数字になるんだけど、その後ろには総てのモノを作る人間の原始的な欲求である「多くの人に知ってもらいたい」っていうのがあるわけで、それが全く満たされないという状態に対する虚無感みたいなのは想像を絶するのではないか、と。


というかですね、世間とかファンとか以前に、周囲の運営側の人間に対しての疎外感・不信感がハンパなかった気がするんですよ。

そもそも身内に「Man and Woman」をJ-POP史でも屈指の名曲と認め、本気でミリオンセラーを目指そうとした人間がどれだけいたか?というハナシ。


僕がファンクラブを解散てな話を聞いても全く感傷的になれない理由がここ。
何度か書いてますが、ASKAが堕ちた主原因のひとつが運営の悪さと考えているため。

これは事件前から度々書いてたけど、この辺りから後ろの運営のやってることには「?」が付きまくりの不信感ありまくり(ダサダサのホームページリニューアルとかw)。

「Man and Woman」が出来た時にしても、既にこの頃は運営側としては「収入の主体はライブ」、「楽曲制作/レコーディングはそのための材料」てな感じで動いてて、そこに乗っけた気がするんですよ。

もっと言えば“どうせ売れないんだから金かけてプロモーションしても無駄”と考えてたヤツが絶対にいると思う。

もちろんこれは、この頃の音楽シーンやチャゲアスの実情からみたら仕方ないことなのかもしれないんですが…

それにしたって相手は「Man and Woman」だぞ!と

この曲をその他楽曲と一緒くたにして、適当なプロモーションしかしなかった連中の耳が節穴すぎる
それこそ会社や、自分の人生をかけて、損得抜きにでも世に広める活動をすべき曲だったと思う。
そうすれば、昔のように200万枚は売れなくても、200万人以上に届けることは不可能じゃなかったはず。

それを「コアなファン以外は誰も知らない」てな場所に押し込めた連中を僕は許せない。


だってこの名曲に対してやったコトといえば「3万枚限定シングル」。
「どーせ何したって売れねーよ」「でも出せば3万人位は買うやつがいるからとりあえず小銭かせいどけや」てな本音が聞こえてくる曲もファンもナメ切った施策という情けなさ…

そりゃASKAもグレるわ、と。


とりあえず…
このブログ読んでるチャゲアスファンじゃない皆さま、他の曲は聞かなくてもいいですから、この曲だけは聞いておいてください。


とりあえず黙ってこれを聞け!とw
名曲は自然とプロモもいい感じになるんだよなぁ。




ちなみにこの曲「Here and There」っていうCHAGE曲とセットでリリースされています。

ん~ひとつ前の「夢の礫」といいCHAGE曲シングルのチョイスが甚だ疑問。こういう「壮大だけど何言ってるのかよく分からん曲」てのはASKAで充分だと思うんだけど…苦笑
「ボクラノカケラ」「GIVE&TAKE」みたいな爽やかなポップロックか「ふたりなら」「two of us」みたいなシンプルなラブバラードがCHAGEのツボだと思うんだよなぁ…。







■アルバム「DOUBLE」リリース
とうとうチャゲアス実質のラストアルバム。
とはいえこのアルバムでも「ほとんど既発曲で新曲3曲くらい、ふざけんなバーカ」現象が絶賛発動しちゃってるわけですが…苦笑。

CHAGE曲はかなり充実しています。ライブで聞きたくなるポップチューン「ボクラノカケラ」、彼らしいダークなロックナンバー「Wasting time」とフックのある名曲揃い。

一方で…ASKA曲…求心力が全然ね~~~

「Man and Woman」で力尽きちゃってますw
新曲は「パパラッチはどっち」と「地球生まれの宇宙人」の2曲だけ、どっちも他にドカんって曲があって「悪くないね」ってなるタイプの地味ソング。

まぁ「パパラッチはどっち」のコミカルな歌詞はいい感じですが。
古い無声映画を思わせる世界観がお洒落、こういう歌詞を書ける人ってホントいないです。

もうASKAの楽曲制作は山籠もりした陶芸家みたいになっちゃってたんでしょうな…苦笑

あとは(割とどうでもいいですが)「36度線」の“それ聞いて誰が幸せになるの?”っていうマスターベーション全開なリアレンジがなかなかいい味出してますw


決して「最後を華やかに締める名作」とはなってませんが(汗)、色んな意味での“CHAGE&ASKAらしさ”は楽しめるアルバムだと思います。


「地球生まれの宇宙人」って”THE・ASKA”な言い回しだよなー










■コンサートツアー「DOUBLE」
「NOT AT ALL」以来のアルバムツアーにして、バンドスタイルのレギュラーツアーでは実質ラストツアー。

もうこの頃にはチャゲアスふたりの関係・状態はボロボロだったと思われます。

実はこのツアーに関しては、ご本人にかなり近しい関係者が「ふたりの声が響かなくて悲しくなった」などと言っているのも聞いたこともあったりします…

ただし…

そんな事とは知らずに見ている客に対してはこのツアー、

雰囲気の悪さを…


“クール”


という言葉で上手く誤魔化しきったという印象があります(苦笑)

音楽などクリエイターの世界ではままあることですが、人間関係や経営状態の悪さが作品に対し必ずしもマイナスに働くとは限らない現象が発動していますね。
ビートルズの映画「Let it be」の世界観です。

まず、もはやゲスト芸能人呼んでふたり並んでワイワイ撮影出来る状態ではなかっであろうオープニングフィルム。
なんと“CHAGEとASKAを別撮り”という力技で乗り切りますw



ところがどっこい、これがいつもの学生演劇・三文芝居に打って変わって、ヨーロッパ映画のようなセンスのいい短編ムービーに仕上がってしまっているという…
これなら「ファンじゃない知り合いと行っても恥ずかしくない」と思える出来w

これCHAGEの発案らしいんですけど、納得。
こういうセンスと嗅覚は圧倒的にCHAGEの方が上ですな。


コンサート内容はとにかく無敵モードのASKAボーカルがグイグイと引っ張る感じ。

本当にこの辺りでのASKAのボーカルワークは神がかってます。
「熱い想い」「風のライオン」などの初期 ・中期のキー激高曲もなんなく歌いこなします。

今DVD見ると「ほとんどソロ曲じゃん」という気がしなくもないですが…苦笑


一方でCHAGEは何と言っても「Wasting time」の熱唱、カッコ良すぎ。

バンド含めこのライブ、トータルで一番の名演は間違いなくこの曲。
多分これは状態が良くない中で明るい曲をやるとどうしても「演技」が生まれちゃうわけで、その必要が無いダーティーな曲の方が素直に演奏を感情にぶつけられるからなんだろうな、と…。

それにしても一番の名演が「時間のムダぁ~」と熱唱しているという皮肉w


カ、カッコ良すぎる・・・


サウンドも「洗練」という言葉がピッタリくる感じ。
音数は多いはずなのに、総ての音が重ならずにあるべき場所にハマっているようなクリアなサウンドは見事。

照明なども含め、このツアーの「作品性」に対する集中力は本当に凄いです。
まぁプライベートがボロボロな時って意外と仕事に集中出来たりするじゃないですか?そんな感じかとw


もっとも、DVDを良く見直すと予め決められた箇所以外にふたりの絡みがほとんど無かったり、ステージ上で目を合わすことが皆無だったり、CHAGE曲のASKAのコーラスがテキトーだった…(あっ、これは昔からかw)
とまぁ…「悲しい時ぃ~」も散見されますケド。


最後に細かな見どころをいくつか。

・「GUYS」アウトロのリーディング

ライブでしか楽しめない部分ですが、極上のグルーヴがループする演奏にのってASKAが淡々と言葉を発するのがカッコ良すぎ。
というかこのツアーのGUYSがカッコ良すぎw


・「YAH YAH YAH」のAメロ


何度もこのブログで書いてますが、この頃の「YAH~」の1番Aメロはベースのためにあります。

ピック弾きゴリゴリの8ビートが素晴らしすぎ、ベース聞いてるとボーカルに耳が行きませんw
映像チームも「誰が主役か」を分かっててサビ前のブレイクでカメラに向かって恵美さんがピックを投げる瞬間をバッチリ押さえている。
こういう「プロの仕事」にはグッと来ますね。


全体を通してもこの洗練された空気感は好きですし、ドロドロも含めた色んなものをASKAのボーカルが押さえ込んで、プラスの結果を引き出した非常にスリリングなツアーだったと思います。




CHAGEらしいポップナンバーの名曲。
でも今聞くとこの曲の歌詞も意味深なんだよなぁ



人呼んで”ストーカーソング”w
ヨーロッパ映画を思わせる歌詞が素敵。



鳥肌もの、圧巻のパフォーマンス。
超高音でハモるCHAGEパートも凄まじい・・・
こんなこと出来るユニット、他にいねーぜ。

再考CHAGE&ASKA年表(私情入りまくり) 2008年(一部2007年)

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ごめんなさい…ちょっと変則なんですが、ALIVE IN LIVEとシンフォニックを一緒に書きたかったんで一部2007年が入ります、な2008年。

このタイミングで飛鳥涼は人知れず絶頂期を迎え、“世界一のミュージシャン”と呼んでもさしつかえない神がかった活動をします。



■Alive in live
大ハコでのアコースティックコンサートを開催。

まさかチャゲアス最後のライブとも思ってなかったんで、このツアーをあやうくスルーしかかってたんですよね…汗
発表になった時点では周囲の評判も「え~アコースティックぅ~?」って感じでそんなに盛り上がってなかったように思います。

たまたまヤフオクでアリーナ真ん中ちょい後ろ位の席が定価切る値段で即決で出てて、「代々木と横アリはアリーナの真ん中より後ろ見難いから嫌なんだよなぁ~」などとブーたれながら“とりあえず1本”と買ったという。

そしたらね…

“センターステージ構成だったから前から4列目”

という幸運にめぐりあうことに。
映像収録日だったんで少し映ってますw


そして決してファン の期待値は高かったとはいい難いこのライブでしたが・・・フタを開けてみれば・・・

満場一致で“素晴らしすぎる”という評価、非の打ちどころの無い内容。

何十本も見てるチャゲアスのライブで間違いなくトップ3に入るもの。

あと個人的な感想としては、いわゆる“アンプラグド”というスタイルでのフルサイズのコンサートとしては“世界一”の内容だと思ってます。

アコースティックスタイルのライブってどうしても“ユルさ”や“中だるみ”みたいなものが発生しがちで、まぁ大抵の場合「そういうもの」「それはそれでOK」という感じで、ある意味じゃそこもプラスに取ってかわす感じがほとんどなんですが…。

このライブは全く飽きさせない多彩なアレンジ、ユルさなど微塵も感じない緊張感、フルバンドとはまた違った形での“重厚さ”みたい なものが同居する「全く新しい形のアンプラグド」を作り出しています。
この点ではクラプトンやボンジョビをはるかに凌駕する内容です。

その中でASKAのボーカルワークも冴えまくり。

オープニング、ミリオンを達成しながらも一度もライブで歌われることが無い冷遇ナンバーw「if」の歌いだし一発で客をつかむと、“歌の力”だけで1万人クラスのアリーナをがっちりと抑え込みます。

「river」「好きになる」や「man and woman」などオリジナルアレンジに近い形でも出来そうなバラード曲も大幅にアレンジを変更し、新鮮さと緊張感を保ったステージを展開。

そしてその集中は「RED HILL」で最高潮を迎え、一気に爆発します。
この曲のアウトロコーラスでのトリップ感は異常、「この時間が永遠に続けばいのに」とか思いながら聞いていたのを覚えています。

後のMCで「チャゲアス最後のコンサートだと思って感慨に浸りながら歌っていた」と語っていましたが、歌に込められた気持ちがダイレクトに伝わってくる感じでしたね。

今思えば、オーラスに「SAY YES」を持ってきてそののアウトロで「WALK」「鏡が映したふたりでも」というASKAがターニングポイントに生み出したラブソングのフレーズを交えて展開しているのは、“最後の締め”を意識した演出だったんだと気付かされます。

残念な点をあげれば、CAHGEが“一歩引いている”感じになってしまっていること。演奏曲も「エピローグ」「NとLの野球帽」など外せない代表曲が中心で少なめですしね。
この辺はチャゲアスとしての活動はもう難しかったんだろうなぁ、と感じさせるポイントでもあります。

とはいえ「こんなチャゲアスを待っていた」と感じる最高のライブであったことは間違いないです。

前もちょっと書いたんですけど、この辺りのライブって、ファンも“義務感・お付き合い ”みたいな 感じで、終演後の電車の中とかでも普通に世間話とかしちゃってる人が多かったんだけど、このライブに限っては駅までの道や車内で「凄かったね~」「あの曲ヤバかった~」などとみんなライブ内容を語ってたのを覚えています。

「有終の美」といえばこれ以上ないものですが、今振り返ると「これだけのことが出来ていたのに…」と、その素晴らしさが外に広がらなかったことに寂しさを覚えます。


歌、アレンジ、演奏すべてが完璧、カッコ良すぎる・・・
間奏とか最高すぎる・・・
そしてアウトロのコーラスは異次元。



アウトロのリフレインはいつ聞いても胸が切なくなる・・・



この曲はどうアレンジしてもカッコ良くなる曲ですな。
ギターヲタク的に地味に「アコギでワウを踏む」という反則技がツボですw



ASKAのラブソングでも1,2を争う名曲。
「切りすぎた前髪を悔やむ君を好きになる」って歌詞は卑怯w

しかしこのライブは全曲載せたくなるなぁ~~~







■SYMPHONIC CONCERT TOUR 2008 SCENE
前回のイベント受けて、何とオーケストラでツアーに出てしまうという冒険に。

チャゲアスの活動休止を発表する前のライブですが、内部的にはもう既定路線とかそんな時期のライブだと思います。

ちなみにボク、このライブ行けてません( 泣)。
関東の公演がことごとく予定とぶつかったという…

初演の時の印象もイマイチだったんで、流石に地方遠征は…とスルーしたんですけど…

チャゲアスファン歴で一番後悔するスルーに

名古屋でも大阪でも行っておけばよかった…


裏を返せばDVDで見てもそれくらい素晴らしい内容です。

「ALIVE IN LIVE」を「アコースティックスタイルでは世界一のライブ」と書きましたが、このツアーは“ポップ/ロック系の人がやったオーケストラスタイルのライブでは世界一”と言っていい内容だと思います。

もはやロックバンドやポップシンガーがオーケストラと共演するなんてのは珍しくも何ともないんですが、大抵の場合「歌と演奏が浮く」か、「それ生オケ入れる意味ある?」っていう中途半端なものだったりします。

まぁポップ・ロックとクラシックでは同じ音楽とはいえ、そこにある常識なんかは全く別物ですしね…。

余談ですが、ロックバンドとオーケストラの競演でこのシンフォニックと並ぶ“意味”があるのはKISSのオーケストラライブだと思ってます。
これほど効果的にオケを使ってる演出を知らない・・・


さて、そんなASKAの シンフォニック。
そもそもこの人の壮大な曲調や、弦を多用するアレンジはオケとのマッチングが悪くないわけはないんですよ。だからポイントはそこにオーケストラならではの”+α”があるかどうか。

んでそれが何かというと…上手くは言えないんですけど…

“馴染んだ”

という表現がしっくりくるんですよね。


先述のようにポップス・ロック畑の人がオーケストラで歌うとどうしても“歌が浮く”んですよ。

そこには

・オケの人はマイクを通した歌と一緒にやることなんて少ない
・クラシック畑の人とポップの人はリズムの取り方やピッチ感など、根本的な部分で捉え方が違うところがある
・クラシックの人はポップスをナメてて、ポップの人はクラシックに恐縮 する(実はこれが大きい気がする)

など無数の理由があるわけで。

話は逸れますが、バンドやってた時に音大生のユニットと対バンしたことがあったんですが、メンバー曰く「これが先生にバレたら破門になる」とのこと。未だにクラシック界はこんな感じが残ってるんですな。


で、このライブでは…その大きぃ~な差を…“ASKAの歌”で強引にねじ伏せた、と。

指揮者の人も「今度はASKAにオペラを歌わせたい」とか言ってましたしね、それくらい”オケ用の歌い方”をマスターしているという印象があります。


演奏曲も「HEART」「僕はこの瞳で嘘をつく」などのチャゲアス代表曲や「PLEASE」「迷宮のReplicant」など懐かしかつ隠れた名曲などを盛り込んだ多彩な内容。

元々が讃美歌的な雰囲気がある「PLEASE」なんかは特にオケが映えます。

こういう変化球も冴えてるから、「月が近づけば少しはましだろう」「けれど空は青」などの160km級のド直球もより活きてきます。



何気に光ゲンジへの提供曲。
「もしも僕たちが優しさ無くせば 今度ばかりは神様 あなたのミステイク」なんて歌詞を書ける人はこの世でこの人ひとり。


このライブで完全に生まれ変わった曲。
こんないい曲だとは知らんかったw
それにしてもこの時期の楽曲の歌詞の「ASKA節」は凄いなぁ・・・



”圧巻of圧巻”な代表曲を続けて。
いやーー単純に”凄い”しかありません。



それにしても、この時期の活動が世の中にフックしなかったことが悔やまれますね…
「誰も登った事のない高い山に登頂したんだけど、それに誰も気づいてもらえなかった」みたいな感じ。

とりあえず「ASKAっていうのはこんなに凄いシンガーなんだ」と伝えるためにも、この時期のコンサート映像は国内外問わず総ての音楽ファンに見てもらいたいと感じます。




息子動画デビューw【バカ親の親バカ】

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息子の弾き語りをアップするという、「こういうヤツにはなりたくねーなー」と思ってた”こういうヤツ”な行動をw

親のバカ目で見てwまぁカワイイとは思うんで、暇な人は1分程度お付き合いくださいw



ポイントは、定価25万のセミアコを持たせているコト。
オヤジの緊張感たるやハンパじゃないっすw

幼いうちから本物を持たせるのですよ・・・

いやー親と違ってリズムがイイネ、うん(汗)
フレットの叩き方とかなかなかのもんですよ(親バカ)

最後に「オチ」を付けてくれるところは、我が息子ながら素敵。
なんとなく歌とか楽器が好きにはなってくれているので嬉しいっす☆☆

あと一応申し訳程度のボカしを入れてます・・・
もし「無しバージョンが欲しい」などという奇特な方がいらっしゃいましたら、メールとかツイッターのDMで連絡くれればお送りします(もはや「親」が取れたバカ)
ただし、コメントとかツイッターで絡んだことのある方でお願いします・・・



<おまけ>


ピアノ弾き語りにも挑戦。
色々ボタンいじった末、オルガンのレズリーサウンドで攻めるあたりがやりおります(もはや・・・以下略)



再考CHAGE&ASKA年表(私情入りまくり) 2008-2009年

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この辺は年っていうより活動のブロックで分けた方がいい感じですな。
あとCHAGEにも触れないとw

活動停止~ソロ活動開始の2008-2009年あたりの出来事。

※大ボケかましてたんでこそっと修正…苦笑


■CHAGE「アイシテル」リリース
CHAGEはこのタイミングでソロアルバムをリリース。
ASKAのシンフォニックはイベント的な意味合いも強いから、実は本格的なソロの立ち上げはCHAGEの方が早いんですな。

スガシカオ、宇多田ヒカルなどのアレンジで知られ「シャレオツ~~」なサウンドを作らせたら日本一!なプロデューサー/キーボーディスト・森俊之を迎えての力作。

世の中的にも個人的にも予算やセールスが厳しいと思われる中、CHAGEが取った方法は「1プロジェクト1バンド」方式。
プロジェクトごとにそこにマッチするプロデューサーを立て、固定メンバーでアルバム/ツアーをワンパッケージとして動かすというもの。

レコーディング期間やスタジオ代などの節約、また「CDは売れないけどライブは客が入る」という彼の特徴を活かし、レコーディングだけでは赤字になるであろうトップミュージシャンのギャラをライブとセットにすることで捻出するといった狙いもあると思われます。

この方式は大当たり、今後CHAGEは作品の方向性に合わせたミュージシャンのチョイスで、明確な方向性と高い質を兼ね備えた作品・ライブをコンスタントに送り出し続けます。


そんなわけで、とりあえずこの「アイシテル」の内容。

予想を裏切らない、大人かつお洒落な“ザ・森サウンド”が印象的な快作。
CHAGEソロっていえば村上啓介、西川進を筆頭にアクの強いギタリストがサウンドメイクしている印象があるので、この洗練されまくったサウンドは非常に新鮮。
女性コーラスとキーボード、エレピの音色が”これこれ~”って感じで心地よいっす。

特に「アイシテル」「BOY'S LIFE」など爽やかなポップナンバーの爽快さは格別。

またマルチマックスの曲をリメイクした「LOVE」のアレンジでは、“ほぼスガシカオバンド”のファンキーな魅力が最大限に活かされていますね。

その他「waltz」「永遠の謎」などのウェッティなバラード、ドロドロエロエロな「夜のイキモノ」、女性ボーカルを交えてのパーティーソング「クールで行こう」など、ぶっちゃけ好き嫌いは分かれるけどハマると強い“CHAGEらしい”曲も抑えてます。

「良質な大人の音楽」的なものを求める女性ファンあたりには非常にオススメな作品ですね。

最もこのアルバム、個人的にはギターが爆音で鳴る「ロックなCHAGE」が好きなんで、ガツンとくる部分では物足りなさを感じたりもするんですが…苦笑


んーどうもCHAGEのシングル曲の基準が謎・・・






■CHAGEコンサートツアー「アイシテル」
ZEPP、AXなど1000人クラスのライブハウスを主体としたツアー。

個人的な印象ですけど、ミュージシャンとして一番“実感”があるライブ規模って、この位のハコでのスタンディングな気がしますね。

ライブでもアルバム同様に洗練されたサウンドを聴かせます。
CHAGEでは初めてでも、森俊之プロデュースではお馴染みのメンツなのでバンドの息もぴったり。
さらにそこに爆音王子・西川進が入ることでいい感じにサウンドに刺激を与えてたのは印象的でした。

あと、このツアーの個人的な興味・見どころといえば、僕世代のドラマーは余さず憧れ、糸井重里、松雪泰子、中島美嘉なんていう大物タレントのファンがいたりする(松雪とはフライデーもされてるw)スーパードラマー・沼澤尚との初共演。

この人の経歴やインタビューでの発言を鑑みるに、チャゲアスとはマッチングが悪いかなぁという気もしていたんで、この共演は意外だし嬉しかったですね。

チャカカーンやアルマッケイといった大御所黒人ミュージシャンとの共演歴は伊達じゃない!って感じの独特グルーヴに加え、バラードで魅せる歌心あふれるドラミングは噂にたがわぬ達人っぷり。
後半のアッパーなセクションに行く前にシンバルを全とっかえしてたのとかにも、こだわりを感じましたね。

あと「クリムゾン」「7」なんていうド直球なロックナンバーを沼澤尚が叩いているというギャップも面白かったですw

しかし活動休止後のCHAGEソロの、“好きなコトを楽しんでるなぁ~~”と感じる伸び伸びとした空気は、どーしても左側にいた方の“汲々感”みたいなのと比較してしまうんだよなぁ…苦笑









■ASKA「UNI-VERSE」リリース

活動停止後のソロ活動で「ASKAのテーマ」ともいえる曲がこの「UNI-VERSE」。
彼にとっての神様・手塚治虫や、詩人としての大先輩・谷川俊太郎を引っ張り出しての「集大成」といえるような楽曲です。

当時は「前向きな楽曲」という印象がありましたが(実際本当の意味での“ソロ”活動へ赴く決意表明みたいな曲ではあるんでしょう)、プライベートでは“もはや堕ちるしかない闇への際”あたりにいた頃ということを考えると「悲痛な叫び」のようにも感じます。


どんな時も好きなものを好きというのは好きだな
でもねみんなが 欲しいものを欲しいと言いだしたら…

きっと 僕らはきっと 自分で寂しくなってる
楽しい方を向けるはずなのに


こんな歌詞をどういう心境で綴り、歌っていたのかと想うと切なくなりますね…



この曲のプロモは割と好き。






■ASKA「あなたが泣くことはない/L&R」
これのカップリングがシンフォニックのライブ音源と勘違いしていた…記憶ガタガタ…
いや、これもカップリングの印象が強すぎるのがイケない、そういうことにしようw

確かキム兄監督の映画の主題歌だったはず。
叙情的でつかみどころのない、ある意味じゃASKAらしい曲。この手のをシングルにするのは珍しいですが。

何故涙ぐむ やさしさと決めたがる あなたが あなたが泣くことはない

今読むと、なんか少し先の未来に起こることと、その時のファン心理を代弁したような歌詞に感じてしまいますね…苦笑。

サウンド的にはひたすらにマニアックなアレンジが素敵。
長年マニュピレーターを務める小笠原学氏、元マネージャー(素晴らしいサウンドクリエイターでもある)村田宙志氏という、近いけど新鮮なふたりによる制作。
ひと世代若いこともあり、PCベースの今っぽい“いい意味で無機質”な空気感がカッコいいです。

うーん、この制作チームでもう2、3曲聴いてみたかったな~。
身近にいた下の世代がこういう方向性を打ち出しているのが興味深いところでもあります。




そしてむしろファンにはこっちの方が衝撃的だった、カップリングの“CHAGEディスりソングw”「L&R」。

まぁジョン・レノンにも「How do you sleep?」っていう「テメーの功績はイエスタデイだけであとは駄作~」てなポールのことを歌った曲があったりするんでね(ちなみにこの曲のギターがジョージ・ハリスンてのがまた…苦笑)

それにしても、分かりやすいお方…

いや~言うに事欠いて「関わりのない月」てw
※ファンじゃない人に解説すると、CHAGEは良くインタビューで「ASKAが太陽なら俺は月、月は太陽の光を受けて輝く」とか言ってたんですな。

んでさぁ…あえて軽く書くよ~

見通しは悪くはない 風は吹いている

。。。どこがやねん!

何をどう思ってそういえるのかをアンナカ飲みながら徹夜で問い詰めたい気分w


んですがねこの曲、つい歌詞に目が行きすぎちゃうんですけど、大事なポイントはASKAのシンプルなギターロックでは最高傑作と言って良い位にカッコいいということ。

“イチ楽曲”としてシンプルに聴きたい曲ですね(ぜってー無理だけどw)

そういえば「kicks」に同じくCHAGEのことを歌ったと思われる「花は咲いたか」って曲があるんだけど、こっちもギターリフがカッコいいロックナンバー。CHAGEをモチーフにするとこういう楽曲に繋がるんですかね?

まぁインパクトのある楽曲で、活動休止後“真のソロ活動”をスタートしたという点では、この時点では「風は吹いている」と思ってたんでしょうかね…



この曲ライブでやたらとASKAのアコギを大きく出すんだけど、珍しく(苦笑)それがいい感じにハマるんだよなぁ。






■ASKAコンサートツアー「WALK」
ものすごく意味深なツアータイトルで、休止後一発目のロングツアーを敢行。

並べた代表曲を全体的にザックリとしたバンドサウンドにプチリニューアルし、アグレッシブなステージを展開。
「RED HILL」「PRIDE」などのチャゲアス曲も投入し、「俺がASKAじゃぁ~~」とグイグイくる感じのライブでしたね。

まぁしょーじき「RED HILL」は素晴らしすぎた「ALIVE IN LIVE」からそんなに経ってないんで、物足りなさが先に立っちゃいましたが…苦笑

ハイライトでの「月が近づけば少しはましだろう」「けれど空は青」「PRIDE」なんて曲を並べた「イクラ!ウニ!大トロ!」的な展開にも気合を感じます。

ただね・・・このライブで後々まで印象に残った曲は「帰宅」と「kicks street」だったりしまして。今思えば、奥底にあるホンネみたいなのは歌に出るんだなぁ~と妙に納得しますね。

このツアーの「帰宅」は本当に素晴らしかったんですよ、他の曲よりも伝わってくる情報量が多い印象があった。
しかもこれ、僕だけの話じゃなくて。この時期が一番本人周り及びチャゲアスファンと関わっていた時期なんですけど、その界隈の会話の中で一番出てきた曲名が「帰宅」だったという。


でもやっぱ、本格ソロ活動スタートのツアーにアルバムが無いってのがこの後を暗示しちゃってるよなぁ…。
どう考えたってASKAってライブ型っていうよりも、作り込んだ世界観と音を聴かせるアルバム作品型のミュージシャンですしね。



”THE・ASKAな代表曲”改めて聞くと結構アレンジいじってるなー。
しかしこのテイク、ボーカルがイマイチ・・・全体を通してもっと状態が良かったのに・・・



このプライドは卑怯だわーw



問題の楽曲。
まぁ一般ウケするタイプではないけど、バンドとかやってる輩には魅力的な曲調



いやーこの時の歌はグッと来ますな。



そういえばこんなおひさの曲をやってましたな。
でもこのアレンジビミョーだなぁw、なんか色々やりすぎててお洒落なようでお洒落でもないし・・・

いまさらすぎるコメント返信まとめて

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もう去年から返信していないらしいコメントにまとめて返信。

既に読んでない人も、コメしたことも忘れてる人もたくさんいると思いますが…苦笑

んーー、なんでも溜め込んじゃだめだー涙

>Aさん
>ウンコメンさん

>ビートルズファンがいるように、「僕はビートルズ」のファンだっている

うーん「ビートルズファンじゃない人が見たときに」と言われるとなるほどとは思うんですけど・・・

この感想でも書いているように、僕も8巻まではそれなりに面白く読めてたんです。
ファンタジーとしてのクオリティは高いと思いますし。

それが実際の4人が出てきてぶっ飛んだという。
ビートルズファンが見たときに、この漫画のビートルズ&ブライアンの描き方はどうプラス目に読んでも「糞」なんですよ。

そしてシナリオの性質上、「ビートルズファンの厳しい目に晒されることは初めから分かり切っている」わけで、それにしては作者にそれこそ「殺されても文句は言えない位の覚悟」を感じるかと言えばそうではない、と。
「ビートルズ」を扱う限り、最低限原作者は、ある程度のビートルズマニアを論破できる程度の知識と、すでに“常識”となっている歴史に対しての気配りは必須だと思うんですけど、あの後ろ2巻からはそれがまったく感じられないんです。

さらに「イーグル」や「沈黙の艦隊」のファン的に、最近はすっかりタイムスリップもの好きとはいえ、かわぐちかいじがよくこんなお粗末な原作に作画をしたなぁ・・・という腹立たしさもあり、と。

これ書く前に読み直しましたけど、やはりあの後ろ2巻からは腹立たしさ以上のものは何ひとつ出てきませんでした・・・




>こみぃさん
まぁあのマンネリ感じゃスルーも納得だと思います。
特に前のアンプラグドを見ていると、よりスルーに傾くのも分かりますし・・・苦笑

「ALIVE~」はホントに出品者に感謝ですw

ROCKETツアーはなぜか「ふと思いついて久々に行った」って声をよく聞くんですが、みんな「虫の知らせ」があったんですかね?


>20代チャゲアス好きベーシストさん
まぁ僕もバンドかじってたり、チャゲアス一辺倒じゃなかったりるわけで、そういう人間からすると「古い」「一歩遅い」というのは当時から感じましたね。
「僕は好きだけど、こりゃ一般にはウケないわ―」という感じで見てましたしw

シンフォニックはどこかで評価されてもよかったように思うんですけどね。
指揮者が言っていたようにオペラのカバーとかしてクラシック側から盛り上がってくれた面白かったかも、などとお思いますが。

CHAGEはどれも粒ぞろいですw
ソロ名義で出ている「2nd」「アイシテル」「&C」の3枚はどれも良い作品だと思います。


>復活ファンさん
ここら辺をみて今度のライブは見に行こうと思った。 すごい事は気付いてる人もいるけれど「この人たちを好き」だと気楽に人に言えないのがきつい。 チャゲアスは掴みどころがなくて、音楽ジャンルも歌っていることも偏りがないから好きなところを人に説明するのが難しい。好きなものを貶されるのはいやだし、心に秘めていようと思ってしまう。 ついていけないところがあるのはわかってるから。 なおさらそうなってしまうの。

僕も堂々と言えるようになったのは最近ですねw
ボク世代が田舎でバンドとかやってると、高校の頃はチャゲアス、B'z、ボンジョビあたりを聞く人は非国民扱いですからwもはや「隠れキリシタン」状態。

でも大人になって話すとバンドマンこそみんな聞いていたというw
音楽好きから正しい評価をされ始めてるなー、という雰囲気もあっただけにASKAの一件は残念ですね。



>言わせて下さい!さん
この記事は「本人の気持ちが・・・」的なノリをあえて無視して書いているところがあるので。

まぁ「無責任なイチファン」が書く能書きなので…
不快な思いをされたら申しわけありませんが「痛い奴がいる」と流していただければ、と。


>まーみさん
ありがとうございますー。
エゾロックはすぐにチェックさせていただきました。
この時の独特な表情、やっぱオモロイですw

それにしても攻め方を完全に間違えてますな・・・苦笑


>復活ファンさん
元々プロ意識も高く、信頼関係も強いユニットなわけで、「終わりの見えない迷走」から「終わり」が見えたときに本来の集中力が出たという気がしますね。

あとはまぁその辺が芸術の魔性かと。



>かーなーさん
あえて「柔らかく歌ってる」とか言ってましたからね・・・苦笑
DOUBLEは本当にいいライブだったと思います。

まぁ元々「アットホーム」は不要と思ってるので、あのクールな雰囲気はボク的にもOKだと感じています。

まぁFC批判は結局ASKAと運営側の乖離の現れな気がしますね。
FC未加入ファンなんで、ボク的にはFCとか名物スタッフみたいな存在はどーでもいい話なので・・・苦笑


>mattsunさん
>ASKAが運動神経良いなんて知らなかった
ヤバい・・・時代を感じます・・・

バク転とかダンス(いやー当時はあれが普通に上手いと思ってたわーw)は90'チャゲアスのライブの定番でしたからね。

あの頃って実はチャゲアスがひとつの「ライブの基準」になってたりしたんで、初期B'zのライブの構成がもろパクリだったり、ミスチルの桜井までヘッドマイクで踊ったりしてたんですよね・・・いやーいい時代ですw


>かーなーさん
この“うろ覚え状態”で作者本人と一緒に3万人の前で歌えるハートが凄いw

「あるぅがまぁ~まぁ~のぉ~」と大サビ前の「んだぁけぇ~どぉ~」は完全にASKA節ですからね・・・



>あのーさん
2008年くらいをお読みいただければそれだけではないとお分かりいただけるかと・・・苦笑
ある意味じゃ2000年代前半は2008年への「前フリ」です。


>もじゃさん
おぉ!こういうタイプの方がいらっしゃるというのが興味深いんですよね。

やっぱりあるタイミングで「こっちから聞きにいかないと入ってこない」音楽にシフトした感はあるんで、そうすると自然と離れちゃう人が多く出るというのも分かるんですよね・・・
「いい仕事」はむしろ90'バブル期よりも後の方がはるかに多くしてるんですけどね。

>最初にC&Aを聞いたときは、なぜこの人はこんな歌い方をするんだろう?変態か??と思ったんですが(ド変態だった・・・)
不覚にもここに爆笑しました・・・


>れいさん
というかやはり「アルバムアーティスト」だと思うんで、その「軸」がないままロングツアーを続けるってのは疲弊すると思いますし、れいさんのように「音源ベース」のファンは離れていくのも納得です。

ただ2002年以降、数はないですが「いい曲」はたくさんあるので、ぜひお聞きください。

>shionさん
いやー、この後に頂上を見た後もう一回さらに深い底が来ますよ・・・

これ書いてて思うのは「教祖が黒なら白も黒」なファン心理って怖いなぁ、とw



>SDさん
確かにおっしゃるように、この時期のCHAGEは人知れぬ苦労をすごくしてると思います…
僕も「焼き畑農業」みたいなロングツアーをしてたのが疲弊の根底と考えているので。
まぁ時代の移り変わりにシフトしきれなかったというのはあると思いますね…。

THE LIVEの特典DVDはバンドメンバーからも「黒歴史」言われてましたからねw


>会員★No.1さん
札幌は噂でしか聞いていませんが、かなり悲惨だったそうで…

>two-fiveツアーの選曲
この辺は大御所と言われるアーティスト共通の「弱気さ」みたいなのがあると思います。
チャゲアスに限らず、何故か外れない代表曲とかみんなありますし。
あとは”固執”に近いこだわりみたいなのがマイナスに働くことってのはままあるので。
この辺はやっぱり新曲がないことの弊害な気がしますね。

>two-fiveツアーの5周年ごとのロゴをピンパッジにしてグッズがあって30年はto be continued と書いてあってこういうのを作るとこれっきりになるのではと危惧
それ知らんかったです。
戦争映画の「この作戦が終わったらフィアンセにプロポーズするんだ」状態ですねw



>かーなーさん
いやー真面目な方ですな。
僕なんかは割と惰性を受け入れてライブに行っていたほうなのでw

たしかに熱風とか「考えすぎ」な感じが出ちゃってますよね…。
まぁその中でも平均値を超える作品・ライブをしているというのは逆に凄いと思いますが。

ちなみにうちの子、女の子だったら「あすか」が候補にあったのは秘密です・・・(今思うとあぶねーw)


>復活ファンさん
>チャゲアスってどこに行っても浮いている感じ
これが最大の魅力でもあると思いますがw

サザン・ドリカムほど割り切って大衆に寄って無いし、オーガスタ系ほど落ち着いてない、かといって長渕みたいに「孤高」という感じでもない、とw

存在的に一番近いのはアルフィーな気がするんですが、彼らは「ヒット曲・ブレイク期がない」というのがむしろプラスになってるんですよね…。


>ひかげさん
コメントありがとうございます。

あと少しです…お楽しみくださいw

再考CHAGE&ASKA年表(私情入りまくり) 2010年あたりのASKA

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この辺の活動の前後関係とかフワフワしまくり…苦笑。

ASKAの無敵モードが終わり、同時に何かの”影”が見え始めるような2010年あたり。




■ミニアルバム「standard」リリース
洋楽スタンダードのカバーを収録したミニアルバムをリリース。

「イベントでクリスマスが一番好き」と言い続けているASKA的には非常に自然な作品。
丁寧なアレンジとゴージャスなサウンドが印象的な佳作です。

個人的にはオフィシャルで唯一のビートルズカバー「GOOD NIGHT」が聴けるのがツボ。
ただこの曲歌うにはASKA、歌が上手すぎるw。
これはリンゴのたどたどしいボーカルがあっての曲だわな。歌の上手い人が歌うと“普通の名バラード”になっちゃうという。

「好きなコトをやりました」的な企画版としては良い作品だと思います(特に書くこともない…)。

ただ後にこれに数曲追加して別のアルバムとしてリリースしてしまうのはどうかと思ったが…





■昭和が見ていたクリスマス@1回目
ビックバンドをバックにし、洋邦問わずカバー曲を多く盛り込んだ企画ライブを開催。昭和歌謡や映画音楽に造詣が深いASKAらしい素晴らしい内容…

だったとはいい難い気がします(涙)

まぁ僕はこ のライブのまったりとした空気感自体が苦手でして。なので出来不出来ではなく“好みの問題”が大きいというのは多分にあります。

とはいえ、僕が感じる根本的な部分なんですが…

“ASKAってカバーにむかねーわー”

とw

箸休めに1曲・2曲演るのはいいと思うんですけど、それ中心になるとさして面白くないという感想。
どんな歌でも自分のものにするとか、原曲を活かしつつ自分の世界観を作るなんてのはこのクラスのシンガーならば当然なわけで、それにプラスしてグッとくるものが…どーも感じられない…。

「Smile」とか「Fly me to the moon」なんていうスタンダードはほんとサラッと流れて行っちゃう感じだったし。まぁ僕世代には演奏曲に馴染みも思い入れもないってのはあるんですけど。

このライブを見て感じたことは、ASKAの音楽って「詞」が占める割合が本当に高いんだなぁ、というコトです。

あと「ビックバンド」ならではの良さをあまり感じなかったんだよなぁ。

この企画、せっかくビッグバンドでやるんだったらそれに徹してアレンジなんかもガッツリとビックバンド側でやった方が面白かった気がするんですよね…。

もっと“昭和ぁ~~”って感じのいい意味でダサくてバダッとしたサウンドの方が普段との差も出た気がするんだけど、レギュラーチームの洗練されたアレンジとのマッチングがイマイチでサ ウンドが中途半端という印象がありました。

ちなみにこのライブの時に、会場のロビーで落とした1000円札を拾ってくれた人がなんと天海祐希だったというMYプチ事件が発生しておりますw


この曲をモノホンデュエットで聞けたのは収穫。岩崎宏美の方が先輩というのに驚きましたw


ん~もちろん悪くはないんですけど、意外にこういうスタンダードがハマらなかったな、という印象。


エレキの音色とかこういういい意味での”ダサダサ感・昭和感”を感じるのをもっと期待してたんですよね・・・







■アルバム「12」リリース


「何があったオイ?」とツッコまざるを得ないジャケットデザインのセルフカバーアルバムをリリース。
チャゲアス、ソロを問わず自身の代表曲をリアレンジして歌っています。

これがまぁ…

“非常に素晴らしい出来”

なんですわ。


大抵ベテランのセルフカバーって音の角が取れてまったりしちゃうんですが、このアルバムではジャケットデザインの意味も納得できる(ただしあれ自体がイケてるとはひと言も言ってないw)若々しい躍動感のあるサウンドを展開。

特に「恋人はワイン色」「DO YA DO」「天気予報の恋人」のロマンチック馬鹿三部作がすべて素晴らしいというのは特筆もの。“これぞポップス”という醍醐味を味わえます。

全体を通して、原曲を大きく変えることなく+αの魅力を引き出している良アレンジが見事。
それに乗るASKAの伸びやかで若々しいボーカルも素晴らしい、特に「LOVE SONG」や「風のライオン」あたりのハイトーンは聞いていてひたすらに気持ちがいいです。

このアルバム、十川・澤近の王道コンビによる制作なんですが、参加ミュージシャンがやたら豪華なのも新鮮さの理由のひとつ。
クレジットには山木秀夫(Dr)、小原礼(Ba)、今剛(Gt)、笛吹利明(Gt)など大御所中の大御所が並びます。

また「伝わりますか」では当時若手筆頭と騒がれていたクラシックギタリスト・木村大も参加。

こういうサウンドを聴いてると、どれだけテクノロジーが進んでも素の演奏力が大事ということが分かりますね。
なかでも「天気予報の恋人」での山木&小原の自由すぎるリズム隊、一発録りの醍醐味が味わえる「君が愛を語れ」の完成度は必聴です。

やっぱ り聴き手ってのはバカじゃないわけで、このアルバム、目立ったプロモーションもなく世の中的に話題になったわけでもないのに、この時期の作品としては結構売れてます。

「ASKAでとりあえず1枚」といったらこれ!という、入門編にも最適なアルバムですね(でもアマゾンで8000円とかしちゃうんだよなぁ…)

ちなみにこの作品で「DOUBLE」から続いたASKAの無双モードが終了する感じです。



この弾けた感じ、いいなぁ~


もう、最高中の最高!メンバーのチョイスも絶妙。
「山木秀夫×メッケン」とかライブで見てみたかったな~。
あと今剛をあえてアコギで使い、荒々しさが魅力の狩野さんをリードギターに使ってるのもミソ。







■ASKA 10DAYS SPECIAL 
グッバイ&サンキュー 東京厚生年金会館 ‐ここにあなたの足跡を‐

閉館する新宿厚生年金会館のフェアウェルイベントの一環として「同会場10公演」の限定ライブを開催。

急きょ決まったイベントでスケジュールが合わない人がいたのか、何故かギタリストを5人で回すという非常に謎な趣向も。僕が見に行った時は古川昌義・原田喧太のコンビだったかな?、個人的には古川望を生で見たかったな~


コンサート内容は、批判を恐れずに言うならば若干の“やっつけ感”を感じるもの。特に『12』収録曲がア ルバムでの良さが立体化出来ていない印象だったのを覚えています。

特に『12』バージョンの「君が愛を語れ」における一番のツボ、1番Aメロのドラム&アコギが全然イケてなかったんだよなぁ~。
妙に元演奏をコピーする感じになってたんだけど、あれは“日本の頂点『山木秀夫&今剛』ならでは”って感じのパートだからねぇ…
ASKAバンドも『江口信夫&古川昌義』っていう日本トッププレイヤーなわけだし、このふたりならではの解釈が欲しかった気がします。

その他『月が近づけば少しはましだろう』のコーラスをテープで処理(音源のデータを同期で流す)したりとかも気になったんだよな。だったら演奏し慣れてる元アレンジで良くね?と…苦笑


アンコールでは後に「僕の来た道 」としてアルバム収録される曲を“鼻歌で歌う ”という…。いや、遊びとしてやってもいいと思うんだけど“アンコールがこの鼻歌だけだった”ってのはどーかと思うわ~。

ソロ活動に入って早くも、チャゲアス後期に散々苦労したであろう「アルバム 無しでライブをこなす問題」にぶち当たっているという印象があります・・・

「このライブならでは!」ってポイントが見当たらない印象の薄いライブでした。


「12」のオリジナルと聞き比べてみてください…うーむ…

この曲演ったの久しぶりだったなー
何って「girl」と世界観が被るんですよね…


この曲のアレンジはカッコいいっすな





再考CHAGE&ASKA年表(私情入りまくり) 2010年あたりのCHAGE

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ちょっと間が空きましたが…

ソロ活動に入ったあとのCHAGEを追ってみましょう。


■茶会とか細道とか
CHAGEはガツンとやるバンドの他に、フットワークの軽いアコースティックのプロジェクトを常設。

「CHAGEの茶会」 「CHAGEの細道」などのイベント・ツアーを精力的に行い、全国を飛び回ります。
特に細道での「それまで行ったことのない場所に行く」というのは良いコンセプトかと。

といいつつプロジェクト通して1回しか行ったこと無いんですが(汗)、僕が行った公演も「ゆうぽーと五反田」という、都内にしてあまり行かない場所、しかも駅から結構歩くという非常にコンセプトの乗っ取った会場でしたねw

ちなみにこの時の公演で、僕のファン歴で唯一の「1列目」を経験しております。
いや~、ゲストで来た松浦亜弥を間近で見て感動しました(そこかいw)

あと何と言ってもこのプロジェクトの肝は、サウンドプロデューサーも兼ねるスーパーギタリスト「吉川忠英」。優しい音色で歌を立てるギタープレイは職人・達人の極み!
生で見た時の感想としてコーラスも激 ウマなのに驚きました…。

ただね…

個人的にボク、この“ゆる~いCHAGE”のノリ自体が苦手でしてね…
こっち方面に振った時のCHAGEの作品は“質”ではなく“好み”の部分であまり惹かれません。

こういうノリって女性ファンや、目を輝かせちゃう系男性ファン(←個人的にはこの属性が一番苦手w)にはウケるんですけどね…。
僕としてはライブってのは、“圧倒し・突き放してくれる場”であって欲しいので。

話は逸れますが、同様な理由で”CHAGEのブログが無理”だったりしますw
あのブログを一度も面白いと思えたことがない…苦笑






■CHAGE「Many Happy Returns」
「茶会」のメンバーを中心に作られた、カバー曲を中心にした企画アルバム。
スガシカオ、根本要、松浦亜矢など豪華なゲストが魅力。

って…白状します…

ボク、このアルバム持ってましぇんw

なので感想も書けませんのであしからず…



■CHAGE「&C」
後に「チャゲトルズ」⇒「1/6(ワンスラッシュシックス)」と名付けられる、ほぼ固定バンドによるオリジナルアルバム。
村上啓介、西川進の“CHAGE二大ギタリスト”全面プロデュースの名盤。

というか…

これマルチマックスじゃんw

まぁユニット名を出すのに抵抗があったのかもしれませんが、サウンド的には完全に第二期マルチです。

「天使の休息」で知られる久松史奈を女性ボーカルに迎 え、CHAGEの真骨頂ともいうべきブリティッシュロックを基調にしたマニアックなサウンドを展開。

特筆すべきは西川進作曲の「春の雪」。

“歌謡曲meetsロンドン”てなしっとり感120%のメロディーに超高度なアレンジ、CHAGEのねっとり感全開のボーカルが織り成す世界観は極上。
既にライブでは外せない人気曲となっているのも頷けます。

やっぱりCHAGEはこっちのロック路線でいて欲しいなぁ…






■CHAGEライブ「チャゲトルズがやってくる ヤァヤァヤァ」
CHAGEらしくアルバムメンバーでライブハウスを中心としたツアーへ。
ライブハウスが似合うバンドメンバーとサウンドです。

アルバム収録曲を軸に、マルチ曲なども交えてアグレッシブなステージを展開。
一方で「月が言い訳してる」「SOME DAY」などしっとりしたバラードもしっかり押さえてくるあたりはベテランならでは。

ただねぇ…リハ時間の問題とか仕方ないトコなんでしょうけど、あのノリのサウンドを「譜面台あり」でやるのは違うかなぁ、と。
ああいう感じのバンドサウンドって、例え個々のメンバーが下手でも、時間をかけてグルーヴを作り上げたバンドの方がいい感じになるし。

ベースとドラムに若手を入れたりとその辺は工夫してたみたいですが、バンドのグルーヴが出来らないちょっと“惜しい”感じになってしまっていた印象がありました。





ふう・・・あと少し・・・
でもこの後2,3年のASKAが一番直視したくない頃なんだよなぁ…苦笑

再考CHAGE&ASKA年表(私情入りまくり) 2011,2012年あたり、どん底のASKA

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あとちょっとのところでつまづく…

しょーじきね…ここの2年くらい、書くのが重い…
それまでディスってるのは「誉めようと思えばいくらでも誉められるし、基本的にはフツーに感動している名作」の重箱の隅つついて楽しんでる感じなんだけど、この近辺は根本的にイマイチ感があるんでねぇ…。

事件のことを知って、この時期と照らし合わせると納得ではあるんですが…

まぁ飛鳥涼のプライベートが作品を侵している、そんな印象がある2011,2012年あたり。


■アルバム「君の知らない君の歌」リリース
まさかのセルフカバー2連チャン。
一応、 ひと組のカップルの出会いから別れまでをASKAのラブソングで追いかけるコンセプトアルバムとなっております。

この作品…

僕の中では90年代以降のフルアルバムで唯一の…
“明確にイマイチな作品”
と認定されています。

出だしでも書きましたが、出来不出来/好き嫌いはあれチャゲアス/ASKA関係の作品って、どのアルバムも作品ごとに聴きどころや満足感を得るポイントがあって、聴きこめばその意図を感じたり感動するものがあるんですが、このアルバムは限りなくそれが希薄。

とにかくサウンド、ボーカルに精気が無い。
何が悪いっていうんじゃないんだけど、聴いていて歌が“入って”こないんですよね…。

ついに完全版が世に出た「君が好きだった歌」、葉加瀬太郎・押尾コータロ ーという超豪華メンバーで録音された「201号」、アレンジが見事な「Far Away」とポイントごとに聴きどころはあるんですけど、それが持続しない感じ。

全体を通すとモヤがかかって視界不良なような印象を受けます。

最も、モロモロがドロドロなところに、2作続けてのセルフカバーじゃモチベーションが上がらないのも頷けますが…。




■コンサートツアー「FACES」
ボク、このツアー行ってません。

色々バタバタしてた時期でして。
もちろん無理すりゃ行けたんですけど、「君の知らない君の歌」のイマイチな感想もあり、調整してまで行く気分になれなかったという。

まぁ信者に近いファンまでが酷評してるのを聞いた のが大きかったんですけど…苦笑
「kicks」は攻めた上で賛否両論あったツアーだとしたら、このライブは単純に「否々単論」で不評だった感じかと。

後に映像を見ましたが…確かに…イマイチ…しょーじき行かなくて良かった。
惜しむらくは「Midnight2Call」を生で聞きたかったってことくらい。

曲数とかいつもと一緒なのに、体感時間がやたらと長い。
セットリストも新曲が無い中で、いじくり過ぎて明らかに流れが悪い。
何より「君の知らない君の歌」同様に歌が“入って”こない…涙。

公私ともに状態の悪さが最もダダ漏れてる作品だと思います。






■アルバム「Bookend」リリース
先述のミニアルバム「Standard」に数曲を加えてフルアルバムとして焼き直 しちゃうという力技な作品。
いや~~~こういうのを見ると“末期ですのぉ”と実感します…

1回聴いてタイトル通り“Bookend”となりましたw

<よだん>
このアルバムに参加した日本を代表するジャズベーシストが「誰でも知ってるボーカリストのレコーディングへ、本人はいらっしゃったんですが残念ながら満足なコミュニケーション取れず。スタジオワークってこんなもんかぁ…」てなツイート。
これだけオモテに発するってことは、実際は「二度とこの人との仕事はなくてもいいや」というコト。現場の空気の悪さが伺えます。

ちなみにこの後のアルバム「SCRAMBLE」の参加ミュージシャンはレギュラーメンバーのみ、外部プレイヤーの招集はほぼ無しなんですけど、ご新規さんに見せられる空気じゃなかったんだろうなぁ…





■昭和が見ていたクリスマス@2回目
前回イマイチだったんでどうしようか悩んだんですけど、FACES行ってないし久々にASKA詣をしようか、とかそんなモチベーションで参加。

一緒に行った人(非ファン)が『カラオケボックスでひとりでやれば』って内容だよねと称したりしたんですが、まぁファンじゃない人間がこの時期のASKAのライブを見た時の正直な感想ってこんなもんでしょう。
僕も数曲を除いては全く歌が入って来ませんでした。

「こんなライブをする人じゃなかったんだよなぁ…」という寂しい気持ちで一杯だったのを覚えています。







次でこのシリーズ、とりあえず最後かな。

いやーーー、この辺の2,3年はマジきつかった・・・苦笑
ガチでダメな作品は、イジれないんだよぉ~涙


再考CHAGE&ASKA年表 2012,2013年あたりのASKA

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と、いうわけでこちらの投稿は新ブログでお楽しみくださいw

再考CHAGE&ASKA年表 2012,2013年あたりのASKA

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