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Channel: 音楽とかギターとかテキトーに・・・
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今度は“飛鳥涼がいかに偉大か”を語ってみる~月が近づけば少しはましだろう~

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ひとつ前でこれでもかとクサしたので・・・

今度は“飛鳥涼がいかに偉大か”を語ってみようかな、と。

お題はASKAソロで1、2を争う名曲「月が近づけば少しはましだろう」

SAY YESバブルの残り香がある頃に「ASKAソロはバラード」という定石を破ってリリースされたアルバム「NEVER END」収録の1曲。

ライブでも外れることが少ない定番曲です。


ちなみにこの曲が出た時は中学生の頃?

お小遣い前で発売日にアルバムを買えなかったので、初めて聞いたのが「ミュージックステーション」というある意味ラッキーなお初体験をしています。

□そのMステの動画があった・・・



こんな曲をMステで歌えるってのも今思えば凄いハナシですが、チョー浮きまくってましたがw圧倒的な歌唱だったのを覚えています。


生で初めて聞いたのはチャゲアスの「MISSION IMPOSSIBLE」ツアーですかね。

ツアー後半では「PRIDE」に差し替わったんですが、これは圧倒的に「月が~」の方が良かったと思います。


「ザ・ASKA」てな壮大な曲ですが、そこに乗る詞のテーマは“フテ寝”(爆)

誰かが言った何気ないひと言に傷ついて、チョー気になって離れずイライラして…仕事もサボって寝てしまえ!

という・・・


“小物感あふれる内容”



こんなテーマをあそこまで広げて、壮大に歌いきれる人は世界中でASKAただひとり!!!

あっ…誉めてますよ…苦笑


個人的にはこの内向きでパーソナルな感情を、超高度な比喩を駆使して作品に昇華していくのがASKAの歌詞の真骨頂だと思うんですよ。

もちろん「on your mark」とか「UNI-VERSE」みたいなスケールの大きい世界観もいいんだけど、やっぱり「個人」を感じる作品の方が感情移入できるし。



だってさぁ…・


シャワー浴びながらその日の出来事を思い出し
“あ゛~~~”と打ちひしがれている様子が

壁にもたれて もう一度受け止める
小さな滝のあたりで




あーーもう仕事行く時間だ―
でもダリー、ぜってー行きたくねー、今日はサボってやる-
とベッドでグダグダしている様子が

朝の改札では 大勢の人が流れて行く
カーテンを引いて ベッドに転がる




ですから。

もうね、天才過ぎる。

誰にでもある、しかもみっともない姿をかくも美しく綴れるものか、と。



ロマンチックな恋愛でも、世界平和とか戦争反対とかそんな大きなことでもなく、日常の隅の本当に小さいことが、美しい歌詞の素材となるってのは凄く励まされることであったりもするわけで。



これがあっての最後のリフレインでのシャウト!!

ASKAソロのライブはこれを聴きに行くのが60%位、といっても過言ではない(←オイ)。

出来が良かった時のこの曲は本当に神がかった破壊力があります。



嫌いな人も興味のない人も、これだけは聴いておいて損はない、そんな曲です。






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