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Channel: 音楽とかギターとかテキトーに・・・
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ロックスター「ASKA」

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いやー、サンジャポとか好きなんですけどね…最近ワイドショー系のニュース見るのがキツイっす…汗。

「オッサン天国」サンデーモーニングがありがたったw



でもこの騒動で、いつもより遥かにASKAの曲を聴いてたりします。

すっげー不謹慎なこと言うと、それまで「カッコいいけど少し説得力に欠けるなー」とか感じてた「kicks」あたりの世界観に説得力が生まれてより自然に・深く聴けるようになったりw



そしてワタクシ、あるコト発見しました。

マスコミやファンも“裏の顔”とか“抱える闇”とか言ってますけどね…。

そもそもこの人…

ブレイクしたのは…


「君は確かに僕を愛してる」とか言っちゃう、ジゴロ気取りwの高飛車 オトコの歌



浮気バレそうになって嘘付いてるヤツの歌

んでしばらくして

『傷付けられたら殴りに行こうぜ』て歌。



いや…“内面は”も“実は”もへったくりもなく一番オモテに出ている作品の内容が、行動と一致してますがな、と。

全くブレてないし歌に嘘も付いてないw



これは完全なる推測なんですけど…

端正な印象と、あまりに美しい表現、多彩な内容から『想像や伝聞で色んな世界の歌詞を書ける人』と勝手に思い込んでいましたが…

実際は、『経験をベースにしか作品しか生めない』タイプの作家だったんじゃないかなという気がします。

パブリックに対する発言は、むしろそれをカモフラージュするためのものなのかな、と。



「ホームレスの話を書くために、実際にホームレス体験をする小説家」とかいるじゃないですか、そっちのタイプ。

「花は咲いたか」とか「着地点」「L&R」みたいに分かりやすくダダ漏れてる曲も多いしw

どー考えても器用な人間じゃないですし、この方がしっくりきます。



んで、こういう表現者が「人間」とか「愛」なんてものを突き詰めようとすると、自己破壊の道へ進むってのは昔からあること。

もう根底が「破滅型ロックスター」なんだろうな、と。

まぁだからって今回の行動は全く擁護出来ないけど。





話しは変わって…

1993年、チャゲアス絶頂期に発表された「knock」という曲がありまして。

シングルのカップリングでライブでも演奏されたことが無いんで、特に陽の目 を見た曲ではないんですけど。


この曲の歌詞、ASKA作品の中でも1,2を争う名作だと思うんですよ。

・knockの歌詞

もうね、1・2番Aメロ頭の歌詞が神がかっている。


<1番>
YESと言いそうな 女を選んだ
泣ける話を並べて誘った抱いた

<2番>
ピースのサインで 女と別れた
本当の名前最後に聞いた別れた


この4行で映画1本みたような気持ちになれます。

特に2Aのゾクゾク感は異常。


乾いた空気感、刹那感、虚しさ、儚さ…

その中にある都合のいい愛、不の満足感…

言い方は悪いけど、ここ最近の「UNI-VERSE」とか「いろんな人が歌ってきたように」なんかの世界観よりも、真実の愛のカタチだったり、人間の本質をずっと感じられますね。

あとは女性の批判を無視していえば、この「女」が男視点で“最高にイイオンナ”であることは間違いないw。

こんな“ロック”な歌詞を書ける人、他にいないって。


ん~~~、やっぱ回収はだめだよな。

「こんな奴の曲聞きたくね~」と思えばリスナーが買わなきゃいいわけで、これを機に興味を持つ人が手に入らないって状況は変だし、極論「罪人が作り出す作品」にはそれの意味があるだろ、と。

よく言われてるけど、大犯罪者の獄中手記は出版されるわけけだし、マジイミフ。




とはいえそんな時代、代替品としてYOU TUBEっていう便利なモノがあるわけですが。

ASKA関係の動画で一番好きなモノのひとつがコレ




台湾かどっかのイベントでのライブ。

声が出てないのはこの時期ではデフォルト。

んで普段と違う環境でモニターの音が悪いのか、明らかにイラ付いてるとこに、さらにレスポールのストラップが落ちるw

慣れない海外公演で、踏んだり蹴ったり…

がっ!

ここでキレたASKAのパフォーマンスが素晴らしすぎる。

このリミッターが外れた姿が本来のASKAなんだと思う。








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