いやー、「自分の生活には関係ない」と思いながらもキツいですわ、ハイ。
まぁ噂の頃から言ってるんだけど、僕個人としてはビートルズやクラプトン同様クスリの有無は作品の評価やファンである感情を左右する要素にはならない、と。
書いた歌の素晴らしさは変わらないわけだし。
ただ…ね…
自分が最も愛してきたミュージシャンとその歌が、“自分のコピー”に物心が付いた時に胸を張って聞かせられないモノになったのも事実なんだよね…。
何よりこれが猛烈に悲しいし悔しい。
今ンとこはそれに尽きますね。
「Sons and Daughters」の歌詞も染みる昨今、寂しい限りです。
と、いい人ぶったところで…苦笑
人間「ゲス」なもので、こんな時でも“自分が知ってること”ってのがあると話したくなるっていう欲求は出てくるもので…
まぁ盛大な“後出しジャンケン”“王様の耳はロバの耳”“事情通ぶった末端のクズ”をやってみようかな、と。
近しい人は知っていることですが、僕はある時期CA関係、特にAさんのバックバンドの方数名と懇意とまではいきませんが、多少個人的な繋がりがありまして。
具体的に言えば2009年ごろ、活動休止直後「WALK」ツアーあたりです。
実はこの頃に、一度ご本人にもお会いしていたりもします。
それはそれは素晴らしい方で、どこぞの馬の骨以外の何物でもない僕に対しても 腰が低くユーモアがあって、中学生の頃から憧れつづけたイメージ通りの「飛鳥涼」でした。
この体験は、僕の人生最高の瞬間であったことには変わりはありませんし、この時の写真とサインは家宝です。
だけど一方でね …
正直…
“知らなきゃよかった/見なきゃよかった”
というのもそれなりにありまして。
具体的にどうってことは無いんですけど、それでも外側からちょっと見ただけで
色々な問題を抱えてて、完全に一枚岩のチームってことも無く、スタッフが意外と醒めてるんだな…
というのは節々に感じられたりしました。
活動休止時のふたりの関係が、世の中が思っているよりもずっと悪化していたというのも伝わってきたし。
あと「芸能人っぽくない/普通の人っぽい」というイメージ。
もちろんそれは間違ってないんだけど、とはいえやっぱり彼らのいる世界ってのはいわゆる“一般の人”の感覚とは全然違うんだなー、と。
いわゆる「住む世界が違う 」ってやつ。
若い頃なら単純に憧れる世界だったのかもしれないけど、この時点で30前後だったんで“ギョーカイ”的な空気には気持ち悪さや違和感のほうが大きかったですね…。
ちなみに、徹夜続きのメンバー間の会話で「寝てない時にいい薬がある」てなやりとりも耳にもしてたりします。
これが具体的に何かは分かりませんが眠眠打破レベルのものじゃないのは明白でしょう。
だから「そういうモンが会話の中に自然と出てくる世界」ってことを知ってたんで、報道が出た時は真っ白じゃないだろうなとは思ったし、アンナカが出た時にはすぐに腑に落ちました。
最も、このつながりってのは色々あった後に疎遠となり、僕も生活が変わって音楽に関わる時間が減ったりなどですぐになくなりましたが。
ぶっちゃけ、これを境に若干気持ちも遠のき…苦笑
その後はCDを買い、ライブは日程が合えば参戦するだけのゆるーいファンとして見ていたんですが。
最近の活動で散見される、イマイチな作品&ライブ、ショボいホームページや疑問点だらけの運営、明らかにやる気のないプロモーションビデオetc…
まぁどう考えても状況が好転しているとは思えず、むしろ悪化してるだろ?ということははた目から見ていても明らかだったわけですが。
こういう状態の集団からは力のある人や、常識のある人はどんどん離れていくだろうし。
今となれば、むしろこの間に「12」「SCRAMBLE」っていう紛れもない“名盤”を2枚も作ってることに驚きます。“一流プロの仕事力”はやはり凄い。
まぁこういう芸術分野においては「マイナス状態が生む異常な集中力」ってのは確かにありますしね。
とはいえ、それも限界が来ていたんでしょう。
僕の勝手な想像ですが、旧知のスタッフの再召集、半ば強引とも思えるチャゲアス復活の告知…、
これらはCHAGEを筆頭に、ASKAの惨状を知る周囲が何とか悪い連鎖を断ち切り、立ち直らせようと必死に努力したものなのかも。
とはいえ「ここまでの状態になった人間の説得」ってのがほぼ不可能ってのは、身近で宗教にハマった人やタチの悪い異性に溺れた人とかを見れば想像が付きます。
そして「あんな人じゃなかった」という人ほど厄介という。
んで、着地点は去年からの騒動⇒逮捕、と。
“行くところまで行かないとどうしようもない状況”にもうずいぶん前からなっていたんでしょう。
親族や近しい人のリークという噂もあるそうですが、むしろ安心している人も少なくないんじゃないでしょうか。
薬物の実態や、身体の状態は分かりませんが、とりあえず「死ななくてよかった」と。
そういう意味で「最悪」は免れたんじゃないか?という気がします。
この事に対しては「裏切られた」とマイナスの気持ちが湧くこともないし、「嵌められたに違いない」と擁護する気も起きない。
単純に「なんであれだけの人が…」と悲しい気持ちにはなりますが。
大体「裏切られた」という人は何に「裏切られた」と感じるんでしょうね?
歌から感じ取るならば、「ひとりの相手を純粋に愛し続ける男」「宇宙、輪廻といったことを真顔で語り、心から平和を信じる人間」も本当の姿だとしたら、「女をモノとしか扱わないような最低男」「小さな事で考え込んで引きこもる弱い存在」も本当の姿なはず。
いわゆる「ドラッグソング」的な表現を好むのも、だいぶ前からの話だし。
狂気や変態性、傲慢や弱さ…そういうものは作品からはにじみ出てるわけだし、「歌に嘘を付かない」人ならばそれは“人間性”として内包しているものなわけで。
「あんな素敵な歌詞を書く人がこんなことするわけがない」とか言う人がいるけど、
しっかり曲を聴き込んでれば、同時に「あんな酷い歌詞を書く人が、しっかりした人なわけがない」という感情が湧く思います。
まぁ、とはいえそれらを私生活では自制して、作品の中だけに発散するというのがあるべき姿なんでしょうが、ある意味じゃどこまでも不器用で嘘がつけない、人が疑えない人なんでしょうね…。
僕の中ではクラプトンと同タイプという印象を受けました。
クラプトンも最近では「端正で常識のあるプロフェッショナルなスター」って感じなんだけど、その実、行動や異性関係メチャクチャ、んで曲の内容はプライベートの出来事にメチャメチャ左右されるという。
そういう意味じゃ、罪を償ったらASKAさんも更生施設でも運営してチャリティーコンサートを開くのが良いのでは?とか思いついてみたり。
この件で証明しちゃった感がありますが、日本の薬物状況も欧米と変わらなくなってる反面、更生とか扱いに関しては遅れまくってるでしょうしね。
まぁとりあえず、まずは音楽云々の前に、悪い連鎖を断ち切って身体を直してください、と。
その後、気分が向いてきたらマイペースでまたあの素晴らしい歌声を聞かせてくれたらな、と思います。
最後に…
実際にお話した時のエピソードを(ただの自慢ですw)。
別れ際に、ASKAさんは
「頑張れ」でも「頑張って」でもなく
「一緒に頑張ろうな」
という言葉をかけてくれました。
あれだけの大スターなのに、アリとティラノザウルスくらい違う相手に対しても、同じ目線でこんな素敵な言葉をかけられる…
僕の知っている飛鳥涼とはそういう人です。
まぁ噂の頃から言ってるんだけど、僕個人としてはビートルズやクラプトン同様クスリの有無は作品の評価やファンである感情を左右する要素にはならない、と。
書いた歌の素晴らしさは変わらないわけだし。
ただ…ね…
自分が最も愛してきたミュージシャンとその歌が、“自分のコピー”に物心が付いた時に胸を張って聞かせられないモノになったのも事実なんだよね…。
何よりこれが猛烈に悲しいし悔しい。
今ンとこはそれに尽きますね。
「Sons and Daughters」の歌詞も染みる昨今、寂しい限りです。
と、いい人ぶったところで…苦笑
人間「ゲス」なもので、こんな時でも“自分が知ってること”ってのがあると話したくなるっていう欲求は出てくるもので…
まぁ盛大な“後出しジャンケン”“王様の耳はロバの耳”“事情通ぶった末端のクズ”をやってみようかな、と。
近しい人は知っていることですが、僕はある時期CA関係、特にAさんのバックバンドの方数名と懇意とまではいきませんが、多少個人的な繋がりがありまして。
具体的に言えば2009年ごろ、活動休止直後「WALK」ツアーあたりです。
実はこの頃に、一度ご本人にもお会いしていたりもします。
それはそれは素晴らしい方で、どこぞの馬の骨以外の何物でもない僕に対しても 腰が低くユーモアがあって、中学生の頃から憧れつづけたイメージ通りの「飛鳥涼」でした。
この体験は、僕の人生最高の瞬間であったことには変わりはありませんし、この時の写真とサインは家宝です。
だけど一方でね …
正直…
“知らなきゃよかった/見なきゃよかった”
というのもそれなりにありまして。
具体的にどうってことは無いんですけど、それでも外側からちょっと見ただけで
色々な問題を抱えてて、完全に一枚岩のチームってことも無く、スタッフが意外と醒めてるんだな…
というのは節々に感じられたりしました。
活動休止時のふたりの関係が、世の中が思っているよりもずっと悪化していたというのも伝わってきたし。
あと「芸能人っぽくない/普通の人っぽい」というイメージ。
もちろんそれは間違ってないんだけど、とはいえやっぱり彼らのいる世界ってのはいわゆる“一般の人”の感覚とは全然違うんだなー、と。
いわゆる「住む世界が違う 」ってやつ。
若い頃なら単純に憧れる世界だったのかもしれないけど、この時点で30前後だったんで“ギョーカイ”的な空気には気持ち悪さや違和感のほうが大きかったですね…。
ちなみに、徹夜続きのメンバー間の会話で「寝てない時にいい薬がある」てなやりとりも耳にもしてたりします。
これが具体的に何かは分かりませんが眠眠打破レベルのものじゃないのは明白でしょう。
だから「そういうモンが会話の中に自然と出てくる世界」ってことを知ってたんで、報道が出た時は真っ白じゃないだろうなとは思ったし、アンナカが出た時にはすぐに腑に落ちました。
最も、このつながりってのは色々あった後に疎遠となり、僕も生活が変わって音楽に関わる時間が減ったりなどですぐになくなりましたが。
ぶっちゃけ、これを境に若干気持ちも遠のき…苦笑
その後はCDを買い、ライブは日程が合えば参戦するだけのゆるーいファンとして見ていたんですが。
最近の活動で散見される、イマイチな作品&ライブ、ショボいホームページや疑問点だらけの運営、明らかにやる気のないプロモーションビデオetc…
まぁどう考えても状況が好転しているとは思えず、むしろ悪化してるだろ?ということははた目から見ていても明らかだったわけですが。
こういう状態の集団からは力のある人や、常識のある人はどんどん離れていくだろうし。
今となれば、むしろこの間に「12」「SCRAMBLE」っていう紛れもない“名盤”を2枚も作ってることに驚きます。“一流プロの仕事力”はやはり凄い。
まぁこういう芸術分野においては「マイナス状態が生む異常な集中力」ってのは確かにありますしね。
とはいえ、それも限界が来ていたんでしょう。
僕の勝手な想像ですが、旧知のスタッフの再召集、半ば強引とも思えるチャゲアス復活の告知…、
これらはCHAGEを筆頭に、ASKAの惨状を知る周囲が何とか悪い連鎖を断ち切り、立ち直らせようと必死に努力したものなのかも。
とはいえ「ここまでの状態になった人間の説得」ってのがほぼ不可能ってのは、身近で宗教にハマった人やタチの悪い異性に溺れた人とかを見れば想像が付きます。
そして「あんな人じゃなかった」という人ほど厄介という。
んで、着地点は去年からの騒動⇒逮捕、と。
“行くところまで行かないとどうしようもない状況”にもうずいぶん前からなっていたんでしょう。
親族や近しい人のリークという噂もあるそうですが、むしろ安心している人も少なくないんじゃないでしょうか。
薬物の実態や、身体の状態は分かりませんが、とりあえず「死ななくてよかった」と。
そういう意味で「最悪」は免れたんじゃないか?という気がします。
この事に対しては「裏切られた」とマイナスの気持ちが湧くこともないし、「嵌められたに違いない」と擁護する気も起きない。
単純に「なんであれだけの人が…」と悲しい気持ちにはなりますが。
大体「裏切られた」という人は何に「裏切られた」と感じるんでしょうね?
歌から感じ取るならば、「ひとりの相手を純粋に愛し続ける男」「宇宙、輪廻といったことを真顔で語り、心から平和を信じる人間」も本当の姿だとしたら、「女をモノとしか扱わないような最低男」「小さな事で考え込んで引きこもる弱い存在」も本当の姿なはず。
いわゆる「ドラッグソング」的な表現を好むのも、だいぶ前からの話だし。
狂気や変態性、傲慢や弱さ…そういうものは作品からはにじみ出てるわけだし、「歌に嘘を付かない」人ならばそれは“人間性”として内包しているものなわけで。
「あんな素敵な歌詞を書く人がこんなことするわけがない」とか言う人がいるけど、
しっかり曲を聴き込んでれば、同時に「あんな酷い歌詞を書く人が、しっかりした人なわけがない」という感情が湧く思います。
まぁ、とはいえそれらを私生活では自制して、作品の中だけに発散するというのがあるべき姿なんでしょうが、ある意味じゃどこまでも不器用で嘘がつけない、人が疑えない人なんでしょうね…。
僕の中ではクラプトンと同タイプという印象を受けました。
クラプトンも最近では「端正で常識のあるプロフェッショナルなスター」って感じなんだけど、その実、行動や異性関係メチャクチャ、んで曲の内容はプライベートの出来事にメチャメチャ左右されるという。
そういう意味じゃ、罪を償ったらASKAさんも更生施設でも運営してチャリティーコンサートを開くのが良いのでは?とか思いついてみたり。
この件で証明しちゃった感がありますが、日本の薬物状況も欧米と変わらなくなってる反面、更生とか扱いに関しては遅れまくってるでしょうしね。
まぁとりあえず、まずは音楽云々の前に、悪い連鎖を断ち切って身体を直してください、と。
その後、気分が向いてきたらマイペースでまたあの素晴らしい歌声を聞かせてくれたらな、と思います。
最後に…
実際にお話した時のエピソードを(ただの自慢ですw)。
別れ際に、ASKAさんは
「頑張れ」でも「頑張って」でもなく
「一緒に頑張ろうな」
という言葉をかけてくれました。
あれだけの大スターなのに、アリとティラノザウルスくらい違う相手に対しても、同じ目線でこんな素敵な言葉をかけられる…
僕の知っている飛鳥涼とはそういう人です。