Quantcast
Channel: 音楽とかギターとかテキトーに・・・
Viewing all articles
Browse latest Browse all 159

藁の楯

$
0
0
連休、まぁ遠出できる状況でもないんで実家でノンビリしつつ。

ちょっと気になってた映画「藁の楯」を見に行く




予告編を見る限り僕の好きな感じのストーリーだし、どーでもいいアイドルなんかがキャストにいなかったんでこれは…と思ったんですが。

感想は…

“良く出来た娯楽映画”

それ以上でも以下でもない感じでしたね。

飽きずに見てられましたし、丁寧に作られてる印象は好感が持てました。

とはいえ、それ以上の感動とか衝撃は…一切なかった…。

予告編とか出演者、監督のインタビューやカンヌ云々っていう煽りに見合うだけの作品とは思えなかったっす。



とはいえ、これは映画の内容というよりもシナリオに無理があり過ぎるのが主な原因。

原作の小説は読んでないから何とも言えないんだけど、福本伸行マンガの劣化コピーというかそんな印象。

別にフィクションなんだから設定に不自然さがあったり、ツッコミどころがあってもいいとは思う、ただしそこってのはそれでも納得させる勢い、だったり流せる演出が必要だと思うんだけど、そこのケアが無いからストーリーに入っていけない。



どういうことかっていうと…そもそも…

“どーーー考えても専用ヘリで護送先に直付けするよな”

という根本的なポイントが引っかかってさぁ…苦笑、「車両のカギも締めずに新幹線はねーだろ」みたいなw



その他にも

・本当に「10億もらえる」っていう確証がゼロじゃない?、その保証なしでエリート警官とかがあそこまで踊らされるもの?

・一流のSPや警官が油断しすぎ、対象から目離し過ぎ(←松島奈々子死ぬとこで全く感情移入出来ず)

・田舎道とはいえ人いなすぎw、あんな普通に人つないで歩いてたら目立ちまくるで

・最後の場面、ゴタゴタしてる間に誰か撃っちゃうよなぁ~、犯人長々と床に転がしておかないでさっさと確保しろや



等々…こっちが目を瞑り、脳内補完しながら進まないとありえない場面が多すぎ。

もうねドリフの領域、「志村うしろ…」的ツッコミどころが満載…コントかこれは、と。


だから重いストーリーが重くならずに済んでる、という見方も出来るけどw。


いや、それでもそこそこ面白かったんだから、なかなか頑張った映画だったとはいえるかと。

DVDでヒマな時に見るなんてのに適した、“中の上”のエンターテイメント作品だと思います。




Viewing all articles
Browse latest Browse all 159

Trending Articles