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Channel: 音楽とかギターとかテキトーに・・・
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再考CHAGE&ASKA年表(私情入りまくり) 1999年

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チャゲアス復活!?も・・・な1999年
何気に20周年メモリアルイヤーなんですな。


■シングル「この愛のために/VISION」リリース
お休み明け最初のシングルは両A面で、ともに気合が入った楽曲を展開。

「この愛のために」は何故か僕の周囲のアルフィーファンや小田和正ファンといった「チャゲアス以外のベテラン好き」からやたら好評だった楽曲。

ソロ活動のフィードバックで ピコピコ音とバンドサウンドの絶妙なリンクがカッコいい名曲。U2の「within without you」に激似なのは気のせいに違いない。

これを気にしてかアルバム&ライブではイントロから1サビまでをルバートで歌うバージョンに差し替わったんだけど、淡々と入って徐々に盛り上がっていくスリリングさが無くなり曲の魅力を大幅に損ねたという印象。

この曲は歌詞が松岡修三ばりに熱い。
何というか無理からテンションを上げている感じもしますが…

両A面のCHAGE曲「VISION」は、あまりライブで取り上げられることがなかったのが残念な隠れた名曲。ツアーのタイミングでセット落ちをするCHAGEの名曲って多いんだよなぁ…










■アンプラグドライブ@赤坂ブリッツ
ながーーいお休み明けのライブ1発目は「赤坂ブリッツ2DAYS」という

ファンの事何も考えてねーだろおめーら

という不安いっぱいのリスタート。

でも僕このライブ生で見てます(自慢)

大きな声では言えませんが、当時多かった「チケット代行業者」ってのを使いました…。
たしかチケ代1万のところ1万5千円位で行けたんだよな、ヤフオクで10万越えとかしてたし今思えば超ラッキー。

そういやこの時、チケ高額化の話を聞いてASKAがプンスカしてましたが、倍率ン百倍のチケットを抽選にしなかった運営側の問題 だよそれ。
あと「大丈夫、すぐにその心配なくなるから」とこの時のASKAに声をかけてあげたいw

それにしてもこのライブ…内容覚えてねー汗
ASKAの声が劇的に出てなかったのと、バンドがASKAバンドで「えっ?」って思ったのと、アンコールで「安息の日々」を演ったって事くらいしか記憶にない…。

調べたら1曲目はなんとSAY YESw
これを思い出せないってのはマズいなぁ・・・

この後流石に・・・とファンクラブ向けに東京と大阪だけでほぼ同じ内容のライブをやりましたね。
抽選にするにはビミョーな人数が漏れるんで、と東京を昼夜2回公演にして、昼はガラガラの武道館でライブをやったってことがあったはず。






■シングル「群れ」リリース
重い歌詞と曲調がファンの間で物議を呼んだシングル。

というかこの頃は既にチャゲアスの話題に上がるのは ファンの中だけ、お茶の間の感想はテレビで見たかーちゃんがボソッと言った「こんな暗い曲売れないわよね~」というのがすべてw

まぁkicksの流れから行くと 自然なんだけど、チャゲアスでこれをやっちゃうあたりに末期感を感じますな、「この愛のために」で上げたテンション、半年持たずw

当時のインタビューでは「表向きじゃない深いところを歌って…」「あくまで一般的な感情をすくって…」だの言ってた記憶がありますが…
この企画で何度も言っているように「ASKAの真の姿」を正確に捉えるにはインタビュー発言を無視し“作品だけ”から判断するのが吉。

もうこれ間違いなく、浅っさ浅っさでね…

信者ファンウゼー、“ヒットヒット”言うスタッフウゼー、テレビ局のお偉いとかウゼー

ってなことを熱唱してます、まぁ、そりゃインタビューでそうは言えないw

んでもって素直なASKAサマ…
当時の出な い声に合わせた声域で作ってあることもあり、この近辺のライブで「最もグッとくる歌」だったのは断トツでこの曲。

そしてそして自分が見えなくなってるASKAサマ…
この頃の楽曲人気投票で「1位の曲はなんだと思いますか?」と聞かれて、素で「『群れ』じゃないかなぁ~」

ウン、300%無い

まぁここで本当に「群れ」が1位になったら、彼の闇も大分収まった気がしますが…。







■アルバム「no doubt」リリース
そんなこんなでアルバムリリース。
メインプロデューサーが松本晃彦ということもあり非常にASKAソロ臭の強い作品に。
とはいえこの頃はまだふたりに「チャゲアスを何とかしよう」という気持ちが残っていたと思われ、楽曲における競作・共同作業も多かった(らしい)。

収録曲を個々に見ていくと、男女の別れを美しく綴った「no doubt」、ASKAデジロックの完成形「higher ground」、カウントダウン用のポップナンバー「もうすぐふたりはふたつの時代を超える恋になる」、CHAGE曲最高傑作の呼び声も高い名バラード「two of us」といい曲がたくさん入っている、んですが…

アルバム全体を通すと、何とも言えない“モヤっと感”“すっきりしない感”が包んでいるような印象。
なんつーか悪い意味で「ベテランの音」という感じです。

ちなみに「熱帯魚」のアレンジは今をときめく亀田誠治だったりと、実験的なこともしてるんですけどねぇ…。

「悪くないんだけど、どーもスッキリしない」そんなアルバムです。





■ツアー「電光石火」
ソロツアーを経たチャゲアス、音源制作よりもむしろライブの方がどういう感じになるんだろ?と興味津々だったんですが。

非常に望ましい変化を目指した…だが…てな印象。

三文芝居のオープンニ ングムービー、もはや痛々しさしかないモナリザダンス、無駄に派手なステージセットなど過去の悪しき遺産を捨てて、ギター抱えてひたすら歌い倒すステージに。
「kicks」や「大いに歌う~」のソロ活動で得たミュージシャンとしての自信をフィードバックする意味でも間違いなく正しい方向…だったんですが…

大事なとこでちょこちょこ日和ってちゅーとはんぱなものに。

このツアー、最初にFC限定でのプレビューがあったんですが、本ツアーよりもこっちの方が200倍内容が良かった。
代表曲を外し、全体の流れやバランスよりも「これを歌うんだ!」という確固たる意思のあるライブ、そう!これからのチャゲアスにはこれが必要なんだよ!と感じる素晴らしい内容…

だったのに本ツアーに入ってビビりやがんのな。

ハンパに代表曲を入れた結果マニアもミーハーも満たせない微妙なものに。
とりあえずこのツアーに関しては、攻めに攻めても良かったと思うんだよなぁ…kicksの空席がトラウマだったのかねw

この「no doubt/電光石火」の一連のプロジェクトを以て、ASKAの真の意味での「攻める」モチベーションがポッキリと逝った印象がありますな…

これ以降、2000年代に入った後は「根幹の不具合に目を瞑った大規模リフォーム」みたいな対処療法な活動が目立つようになります…


無機質なベースラインがたまらない名曲ロックナンバー



僕としては「on your mark」よりも好きな曲。「いつも最後まで上手く使えなかった 消しゴムや鉛筆や僕の気持ち」っていう歌詞は、ASKAの歌詞の中でも屈指の一行。
これ演ったのこの時のツアーだけなんだよなぁ、もったいない。




意外と長くなったんでカウントダウンは2000年でw




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