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Channel: 音楽とかギターとかテキトーに・・・
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再考CHAGE&ASKA年表(私情入りまくり) 1992年

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キラキラ輝くアーリー'90w

<1992年>
■アルバム「SUPER BEST2」リリース
僕世代でチャゲアスのアルバムと言えばこれが思いつく人も多いはず。

「SAY YES」を含む大ヒットベストアルバム。
「モーニングムーン」~「僕瞳」までの全シングルを収録。

「LOVE SONG」「WALK」「太陽と埃の中で」などのキラーチューンを含み、“チャゲアスはブレイク前から凄いことをやっていた”というのを世に知らしめるのにも成功。



今聞くと単純にシングルを並べているため「COUNT DOWN」「指輪が泣いた」など、どっちかというともはや“黒歴史”的なデジタルインチキプログレ期の楽曲が楽しめることに萌える。


この頃のライブ映像見ると、ふたりともすごく真面目にセカンドギターを弾いてるんだよなぁw

あとこのアルバムに併せて「LOVE SONG」と「WALK」をジャケット替えて再シングルカット。こういうマメな小銭商法は昔から(←しかも合わせてミリオン位売れてる、恐ろしい…)。

ちなみにCHAGE本人に「作った記憶がない」と言わしめるWALKのカップリング「抱いたメモリー」が個人的に大好きだったりする。




■シングル「if」リリース
「日本一地味なミリオンセラー」と僕は呼んでいるシン グル。

リリース契約があったのか、タイアップが決まったからなのか(「シェルロック!」とドヤ顔で言うふたり。パナソニックの“カセット”ヘッドフォンステレオのCMというのが時代を感じる)

とにかく“何となくリリースされた”という印象が強い楽曲。まぁそれがミリオン行くんだからスゲー話。

テレビでプロモをされることもなく、ライブで歌われることもなく…はじめて生で演奏されたのは実質のラストライブ、本人たちからも冷遇された感もあり。

まぁ隠れファンの多い名曲ではあるんですが。


この曲最大の見どころは、ドカンドカン火薬が爆発する「危ない刑事」パロディーのようなバブリーなプロモーションビデオ。

当時もそう感じたが、今見るとモアイミフ

いやー時代ってステキ…。



これはアルバムバージョンのプロモ、誰か爆発版をアップしてくれないかなぁ・・・






■シングル「no no darlin'」リリース
たしかB'zの「裸足の女神」とリリース日が同じで、当時のオリコンウィークリーに「大物二組が直接対決」とかいう特集が組まれてたのを覚えている。

CMソングとしては「チャゲアス=スバル」の印象を付けた感じかと。
あのシリーズは質感も良くて好きだった(しかしディスコンとなったヴェヴィオと、名機として人気が高いインプレッサは差が付いたなー)。

曲の美しさとしてはチャゲアスでも1、2を争う出来。

だけど…

「if」に続きいかんせん“地味”という印象が一般にはあったなぁ~。

連続ミリオンの記録もここで止まる。

アルバム「GUYS」の制作ルポによれば、「GUYS」がシングルに決まりかかってんだけど、ロンドンチームのプッシュでこの曲にな ったらしい。

まぁ外国人クリエイターから好まれるのはこっちだわな。


とにかく「チャゲアスの曲」としては最高の1曲。ふたりのハーモニー、掛け合いが存分に楽しめる、エンディングのリフレインでのアドリブもらしさ全開。

2番明け、美しすぎるピアノに導かれて「きみがぁ~(きみがぁ~)」のCメロに展開する快感といったらも~たまりませんw



チャゲアスはイケてないプロもが多い中、この映像は割りと好き。




■アルバム「GUYS」リリース
「SAY YES」のご褒美か、流石に疲れた休憩か…長期滞在のロンドンレコーディングで制作されたコンセプチャルなアルバム。

“トータルな質”という点では断トツで最高傑作と呼べる名作。

日本から離れてヒットとか、日本の流行から離れてじっくりと作品を作るということがこの時期には必要だったんでしょう。



「とりあえず1回ASKAに好きなだけ好きなことやらせよう、じゃないと潰れる」

そんな感じだったんじゃねーかな?


リバーブの1メモリまでこだわりにこだわって作られたような繊細な音色、一切の妥協のないボーカルワーク、トータルの暖かい空気感…

どれをとっても極上、素晴らしすぎる。


なんですが…


まー大衆の評価は…

「地味」

と いう感じで定まったかとw


繊細な音の強弱を活かすために、この頃から始まっていた音圧競争を避けたマスタリングの結果、一般の耳には「音が小さい」と伝わったのも痛かった。

セールスは「TREE」「SUPER BEST2」、この後の「RED HILL」に比べて若干落ち込み見せる(それでも150万枚以上売れてるんだけどさぁ)。
絶対の自信作だったろうし、イケイケだったASKA的にもかなりショックだったのでわ、と。


でもこれ、プロデューサーやスタッフ的には「セールスの失敗」はある覚悟してた作品造りな気がするなぁ。

「とりあえず好きにやってみ、多分売れないけど」

てな感じが少なからずあったと思う。


まぁどうあれこのアルバムがあったおかげで、チャゲアスの音楽に“深み”が生まれた超名作だと思います。


この曲はとにかく歌詞がかっこいいんだよなぁ~CDだとフェードアウトしちゃうアウトロのリーディングも素敵。



チャゲアスのアップテンポ曲では一番の名曲じゃ?
本人もお気に入りのようでよくライブでも演奏された曲。



<よだん>
中学の頃必ずクラスにいた「マセた洋楽好き、邦楽なんてケッ!」なK君との会話。

GUYSがロンドンレコーディングだったという話をしていて、K君

「日本人が海 外でレコーディングしたがる理由知ってる?
ほとんどがオクスリが手に入れやすいからなんだってー」

それ聞いて当時「ASKAは絶対そんなこと無いモン!」とマジ怒りしたんですが、ごめんK君…


君が正しかったよ



<よだん>
中学の頃のチャゲアスファン友達だったN君と「ゼロのムコウのGOOD LUCK」の歌詞について話していて。

「こんな歌詞書いてるって、ASKAって実はクスリでもやってるんじゃね?」

「ハハハーそういうキャラじゃないでしょ~」

N君…


彼はそーいうキャラだったよ


中学生の感性…恐るべし…





■「日本ゴールドディスク大賞」受賞(2回目)
昨年に続き2年連続での受賞。

「GUYS」のセールスというよりも、「スーパーベスト2」が売れたことのゲタが大きかったりするw


パフォーマンスは「no no darlin'」と「野いちごが揺れるように」の2曲。

余裕かましてスカしてんじゃねーよ!とツッコみたくなる地味~な選曲と演奏w

ちなみにこの後も「野いちご~」はASKAの想いと観客の評価が全く一致せず、ライブでイントロが鳴るたびに「またこれやるのぉ~」という微妙な空気が起こる逆マジック曲として定着w

いや、いい曲なんですけどねぇ…

本当にどうでもいい話だが、この授賞式でCHAGEが来ていた衣装が、同時期に行われていた中西圭三のツアー衣装と丸カブリするというプチ事件も発生している。







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