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Channel: 音楽とかギターとかテキトーに・・・
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ヴァン・ヘイレン(VAN HALEN)@東京ドーム

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待ちに待たされたヴァン・ヘイレン(VAN HALEN)の来日公演に行ってまいりました。

いやーチケット取ったの1年以上前…わが子の影も形もなかったころでございますw。


とはいってもワタクシ、めっちゃエディーファンというわけでもなく…。

ベスト盤+α位しかチェックしてないわけですが、「次が無い度」と「レジェンド度」を加味して、こりゃ一度生で見とかないと~的なテンションで、ヤクルトの惨状を顧みるに今年は野球で行くことはないであろう東京ドームに足を運びました。


2階に多少空席はあるものの、東京ドームがほぼ満員、流石な感じ。

あとS/A/Bの「B席」がソールドアウトしてたんで2階の前の方に空席があるのに、後ろの方は埋まっているという不思議な画が出来てました。

武道館や横アリはともかく、ドームならあと数千円だしてせめて1階で見た方が…という気もしますが。

野球見ててもそうですが、特に東京ドームの2階席は“遠い感”がハンパないので。

まぁ僕の席も1階とはいえ、それなりに後ろだったんですけど…涙



そんなこんなで、定時をちょっと回った位で客電が落ち、メンバー登場。

短いギターソロの後に1曲目「Unchained」でスタート。

もうね「これCD流してます?」って位のエディーの音。

ドームの音響をものともしないヌケのいいサウンドが素晴らしい!!



んだけどね…

そこ以外のモロモロが…嗚呼…という感じで…


“そもそもステージプロダクションがスタジアムに対応してないんじゃね?”って位控えめなwステージ


とか


音が回る“ドームではボーカル+メイン楽器”を大きく出すのが定石、とはいえハードロックでドラムとベースが全然体に響いてこないのは無いわ―


とか


音のせいか演奏のせいかわかんないけど、グルーヴもドライブも全くしてるように聞こえない演奏


とか


CD通りに歌えとは言わないが、それにしても雑すぎじゃね?っていうデビットリーロスのボーカル


とか…



まぁよーするに

エディーの音以外のほとんどが“うーん”

な状態。



新曲orファンにはたまらないマニアックな曲(よーするに知らない曲)が続いた中盤では、
まさかの“スタンディングしながら寝落ちしそうになる”というラッシュのオッサンもビックリの状態に…苦笑。


ふと隣を見ると、久々に取り出したであろう鋲を打ちまくりのジャケットを着たオッサンがガン寝。

アリーナの前の方はどうかわかんないけど、少なくともスタンド席の盛り上がりはこっちが“盛り上がろう”としてる感じで、とてもとてもステージが“盛り上げている”という雰囲気ではなく。



ほんと唯一の救いはエディーの極上の“音”(ぶっちゃけプレイ自体はリフのリズムとかも怪しいことはあったんだけど…)

スコーンと抜けてくる汚いんだけど美しすぎる極上のトーン、お馴染みのフランジャーサウンド、華麗なライトハンド…

エディー最大の武器で、何とかライブを成立させているという印象。



大好きなアレックスのドラムも、あの独特なバスドラの音を感じられる音響ではなく。

もはや“ツッコんだら負け”な感もある、息子クンのベースも…まぁ良くも悪くも全く目立たないという。

一説には「どんなプレイもこなすスーパーテクニシャン」という噂もあるそうですが(ホンマか!?)


んー、スクリーンごしにも伝わる「学園祭で無理やりベースやらされている」的な華の無さがなぁ…。

つーか、“一番若いオマエが一番メタボでどーする!!!!”という音楽以前のプロ意識の欠如を指摘せずにはいられないのですがw


この息子みてると…“落合の息子”思い出すのは僕だけでしょうか…

スタジアムクラスのライブなんて、音だなんだじゃなく“存在感”や“オーラ”で押し切らないといけないわけで、テクニック云々ではなくそこの部分が圧倒的に弱いのはねー。

まぁ彼に関してはやっぱり“ツッコんだら負け”としましょう。



その他、全然ライブの流れに合ってないラテンっぽいオケに合わせての軽快な音で聴かせる「オマエは神保彰か!?」というドラムソロ

とか

「それライブの後半に流れ切って放映するもの?」っていう小錦まで引っ張り出して撮影されたデビットリーロス主演のショートコメディームービー(一時「日本に住んでる」という噂があったがまさかこれ録ってたのか?)など…

微笑ましい場面が多々ありつつ…

それでも…




ラスト4曲で強引に納得させられてしまいました~。


まず「Panama」

からの~、ギターソロ(「eruption」的な)

からの~、「Ain't Talkin' 'Bout Love」

からの~、「Jump」


これで盛り上がらずにいられようか、と。

まぁこの4曲で元は取ったみたいな感じでしょうかね。

客の盛り上がりに反応して、このブロックは演奏もグッと集中してた感じでした。



まぁ、最高のライブだったか!?といわれれば、とても頷けはしませんが、
レジェンドの音を感じ、ロック史に残る名曲に触れられたという点でそれなりに行った意味のあるライブだったと思います。

※この日の公演がフルであがってました…ネットってスゲェ…。


<セットリスト>
1.Unchained
2.Runnin' With The Devil
3.She's The Woman
4.Romeo Delight
5.Tattoo
6.Everybody Wants Some!!
7.Somebody Get Me A Doctor
8.China Town
9.Jamie's Cryin'
10.Hear About It Later
11.Pretty Woman
12.You Really Got Me
13.The Trouble With Never
14.Dance The Night Away
15.I'll Wait
16.And The Cradle Will Rock…
17.Hot For Teacher
18.Women In Love…
19.Atomic Punk
20.Mean Street
21.Beautiful Girls
22.Ice Cream Man
23.Panama
24,guitar solo -eruption-
25.Ain't Talkin' 'Bout Love
26.Jump



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