この辺の活動の前後関係とかフワフワしまくり…苦笑。
ASKAの無敵モードが終わり、同時に何かの”影”が見え始めるような2010年あたり。
■ミニアルバム「standard」リリース
洋楽スタンダードのカバーを収録したミニアルバムをリリース。
「イベントでクリスマスが一番好き」と言い続けているASKA的には非常に自然な作品。
丁寧なアレンジとゴージャスなサウンドが印象的な佳作です。
個人的にはオフィシャルで唯一のビートルズカバー「GOOD NIGHT」が聴けるのがツボ。
ただこの曲歌うにはASKA、歌が上手すぎるw。
これはリンゴのたどたどしいボーカルがあっての曲だわな。歌の上手い人が歌うと“普通の名バラード”になっちゃうという。
「好きなコトをやりました」的な企画版としては良い作品だと思います(特に書くこともない…)。
ただ後にこれに数曲追加して別のアルバムとしてリリースしてしまうのはどうかと思ったが…
■昭和が見ていたクリスマス@1回目
ビックバンドをバックにし、洋邦問わずカバー曲を多く盛り込んだ企画ライブを開催。昭和歌謡や映画音楽に造詣が深いASKAらしい素晴らしい内容…
だったとはいい難い気がします(涙)
まぁ僕はこ のライブのまったりとした空気感自体が苦手でして。なので出来不出来ではなく“好みの問題”が大きいというのは多分にあります。
とはいえ、僕が感じる根本的な部分なんですが…
“ASKAってカバーにむかねーわー”
とw
箸休めに1曲・2曲演るのはいいと思うんですけど、それ中心になるとさして面白くないという感想。
どんな歌でも自分のものにするとか、原曲を活かしつつ自分の世界観を作るなんてのはこのクラスのシンガーならば当然なわけで、それにプラスしてグッとくるものが…どーも感じられない…。
「Smile」とか「Fly me to the moon」なんていうスタンダードはほんとサラッと流れて行っちゃう感じだったし。まぁ僕世代には演奏曲に馴染みも思い入れもないってのはあるんですけど。
このライブを見て感じたことは、ASKAの音楽って「詞」が占める割合が本当に高いんだなぁ、というコトです。
あと「ビックバンド」ならではの良さをあまり感じなかったんだよなぁ。
この企画、せっかくビッグバンドでやるんだったらそれに徹してアレンジなんかもガッツリとビックバンド側でやった方が面白かった気がするんですよね…。
もっと“昭和ぁ~~”って感じのいい意味でダサくてバダッとしたサウンドの方が普段との差も出た気がするんだけど、レギュラーチームの洗練されたアレンジとのマッチングがイマイチでサ ウンドが中途半端という印象がありました。
ちなみにこのライブの時に、会場のロビーで落とした1000円札を拾ってくれた人がなんと天海祐希だったというMYプチ事件が発生しておりますw
この曲をモノホンデュエットで聞けたのは収穫。岩崎宏美の方が先輩というのに驚きましたw
ん~もちろん悪くはないんですけど、意外にこういうスタンダードがハマらなかったな、という印象。
エレキの音色とかこういういい意味での”ダサダサ感・昭和感”を感じるのをもっと期待してたんですよね・・・
■アルバム「12」リリース
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「何があったオイ?」とツッコまざるを得ないジャケットデザインのセルフカバーアルバムをリリース。
チャゲアス、ソロを問わず自身の代表曲をリアレンジして歌っています。
これがまぁ…
“非常に素晴らしい出来”
なんですわ。
大抵ベテランのセルフカバーって音の角が取れてまったりしちゃうんですが、このアルバムではジャケットデザインの意味も納得できる(ただしあれ自体がイケてるとはひと言も言ってないw)若々しい躍動感のあるサウンドを展開。
特に「恋人はワイン色」「DO YA DO」「天気予報の恋人」のロマンチック馬鹿三部作がすべて素晴らしいというのは特筆もの。“これぞポップス”という醍醐味を味わえます。
全体を通して、原曲を大きく変えることなく+αの魅力を引き出している良アレンジが見事。
それに乗るASKAの伸びやかで若々しいボーカルも素晴らしい、特に「LOVE SONG」や「風のライオン」あたりのハイトーンは聞いていてひたすらに気持ちがいいです。
このアルバム、十川・澤近の王道コンビによる制作なんですが、参加ミュージシャンがやたら豪華なのも新鮮さの理由のひとつ。
クレジットには山木秀夫(Dr)、小原礼(Ba)、今剛(Gt)、笛吹利明(Gt)など大御所中の大御所が並びます。
また「伝わりますか」では当時若手筆頭と騒がれていたクラシックギタリスト・木村大も参加。
こういうサウンドを聴いてると、どれだけテクノロジーが進んでも素の演奏力が大事ということが分かりますね。
なかでも「天気予報の恋人」での山木&小原の自由すぎるリズム隊、一発録りの醍醐味が味わえる「君が愛を語れ」の完成度は必聴です。
やっぱ り聴き手ってのはバカじゃないわけで、このアルバム、目立ったプロモーションもなく世の中的に話題になったわけでもないのに、この時期の作品としては結構売れてます。
「ASKAでとりあえず1枚」といったらこれ!という、入門編にも最適なアルバムですね(でもアマゾンで8000円とかしちゃうんだよなぁ…)
ちなみにこの作品で「DOUBLE」から続いたASKAの無双モードが終了する感じです。
この弾けた感じ、いいなぁ~
もう、最高中の最高!メンバーのチョイスも絶妙。
「山木秀夫×メッケン」とかライブで見てみたかったな~。
あと今剛をあえてアコギで使い、荒々しさが魅力の狩野さんをリードギターに使ってるのもミソ。
■ASKA 10DAYS SPECIAL
グッバイ&サンキュー 東京厚生年金会館 ‐ここにあなたの足跡を‐
閉館する新宿厚生年金会館のフェアウェルイベントの一環として「同会場10公演」の限定ライブを開催。
急きょ決まったイベントでスケジュールが合わない人がいたのか、何故かギタリストを5人で回すという非常に謎な趣向も。僕が見に行った時は古川昌義・原田喧太のコンビだったかな?、個人的には古川望を生で見たかったな~
コンサート内容は、批判を恐れずに言うならば若干の“やっつけ感”を感じるもの。特に『12』収録曲がア ルバムでの良さが立体化出来ていない印象だったのを覚えています。
特に『12』バージョンの「君が愛を語れ」における一番のツボ、1番Aメロのドラム&アコギが全然イケてなかったんだよなぁ~。
妙に元演奏をコピーする感じになってたんだけど、あれは“日本の頂点『山木秀夫&今剛』ならでは”って感じのパートだからねぇ…
ASKAバンドも『江口信夫&古川昌義』っていう日本トッププレイヤーなわけだし、このふたりならではの解釈が欲しかった気がします。
その他『月が近づけば少しはましだろう』のコーラスをテープで処理(音源のデータを同期で流す)したりとかも気になったんだよな。だったら演奏し慣れてる元アレンジで良くね?と…苦笑
アンコールでは後に「僕の来た道 」としてアルバム収録される曲を“鼻歌で歌う ”という…。いや、遊びとしてやってもいいと思うんだけど“アンコールがこの鼻歌だけだった”ってのはどーかと思うわ~。
ソロ活動に入って早くも、チャゲアス後期に散々苦労したであろう「アルバム 無しでライブをこなす問題」にぶち当たっているという印象があります・・・
「このライブならでは!」ってポイントが見当たらない印象の薄いライブでした。
「12」のオリジナルと聞き比べてみてください…うーむ…
この曲演ったの久しぶりだったなー
何って「girl」と世界観が被るんですよね…
この曲のアレンジはカッコいいっすな
ASKAの無敵モードが終わり、同時に何かの”影”が見え始めるような2010年あたり。
■ミニアルバム「standard」リリース
洋楽スタンダードのカバーを収録したミニアルバムをリリース。
「イベントでクリスマスが一番好き」と言い続けているASKA的には非常に自然な作品。
丁寧なアレンジとゴージャスなサウンドが印象的な佳作です。
個人的にはオフィシャルで唯一のビートルズカバー「GOOD NIGHT」が聴けるのがツボ。
ただこの曲歌うにはASKA、歌が上手すぎるw。
これはリンゴのたどたどしいボーカルがあっての曲だわな。歌の上手い人が歌うと“普通の名バラード”になっちゃうという。
「好きなコトをやりました」的な企画版としては良い作品だと思います(特に書くこともない…)。
ただ後にこれに数曲追加して別のアルバムとしてリリースしてしまうのはどうかと思ったが…
■昭和が見ていたクリスマス@1回目
ビックバンドをバックにし、洋邦問わずカバー曲を多く盛り込んだ企画ライブを開催。昭和歌謡や映画音楽に造詣が深いASKAらしい素晴らしい内容…
だったとはいい難い気がします(涙)
まぁ僕はこ のライブのまったりとした空気感自体が苦手でして。なので出来不出来ではなく“好みの問題”が大きいというのは多分にあります。
とはいえ、僕が感じる根本的な部分なんですが…
“ASKAってカバーにむかねーわー”
とw
箸休めに1曲・2曲演るのはいいと思うんですけど、それ中心になるとさして面白くないという感想。
どんな歌でも自分のものにするとか、原曲を活かしつつ自分の世界観を作るなんてのはこのクラスのシンガーならば当然なわけで、それにプラスしてグッとくるものが…どーも感じられない…。
「Smile」とか「Fly me to the moon」なんていうスタンダードはほんとサラッと流れて行っちゃう感じだったし。まぁ僕世代には演奏曲に馴染みも思い入れもないってのはあるんですけど。
このライブを見て感じたことは、ASKAの音楽って「詞」が占める割合が本当に高いんだなぁ、というコトです。
あと「ビックバンド」ならではの良さをあまり感じなかったんだよなぁ。
この企画、せっかくビッグバンドでやるんだったらそれに徹してアレンジなんかもガッツリとビックバンド側でやった方が面白かった気がするんですよね…。
もっと“昭和ぁ~~”って感じのいい意味でダサくてバダッとしたサウンドの方が普段との差も出た気がするんだけど、レギュラーチームの洗練されたアレンジとのマッチングがイマイチでサ ウンドが中途半端という印象がありました。
ちなみにこのライブの時に、会場のロビーで落とした1000円札を拾ってくれた人がなんと天海祐希だったというMYプチ事件が発生しておりますw
この曲をモノホンデュエットで聞けたのは収穫。岩崎宏美の方が先輩というのに驚きましたw
ん~もちろん悪くはないんですけど、意外にこういうスタンダードがハマらなかったな、という印象。
エレキの音色とかこういういい意味での”ダサダサ感・昭和感”を感じるのをもっと期待してたんですよね・・・
■アルバム「12」リリース

「何があったオイ?」とツッコまざるを得ないジャケットデザインのセルフカバーアルバムをリリース。
チャゲアス、ソロを問わず自身の代表曲をリアレンジして歌っています。
これがまぁ…
“非常に素晴らしい出来”
なんですわ。
大抵ベテランのセルフカバーって音の角が取れてまったりしちゃうんですが、このアルバムではジャケットデザインの意味も納得できる(ただしあれ自体がイケてるとはひと言も言ってないw)若々しい躍動感のあるサウンドを展開。
特に「恋人はワイン色」「DO YA DO」「天気予報の恋人」のロマンチック馬鹿三部作がすべて素晴らしいというのは特筆もの。“これぞポップス”という醍醐味を味わえます。
全体を通して、原曲を大きく変えることなく+αの魅力を引き出している良アレンジが見事。
それに乗るASKAの伸びやかで若々しいボーカルも素晴らしい、特に「LOVE SONG」や「風のライオン」あたりのハイトーンは聞いていてひたすらに気持ちがいいです。
このアルバム、十川・澤近の王道コンビによる制作なんですが、参加ミュージシャンがやたら豪華なのも新鮮さの理由のひとつ。
クレジットには山木秀夫(Dr)、小原礼(Ba)、今剛(Gt)、笛吹利明(Gt)など大御所中の大御所が並びます。
また「伝わりますか」では当時若手筆頭と騒がれていたクラシックギタリスト・木村大も参加。
こういうサウンドを聴いてると、どれだけテクノロジーが進んでも素の演奏力が大事ということが分かりますね。
なかでも「天気予報の恋人」での山木&小原の自由すぎるリズム隊、一発録りの醍醐味が味わえる「君が愛を語れ」の完成度は必聴です。
やっぱ り聴き手ってのはバカじゃないわけで、このアルバム、目立ったプロモーションもなく世の中的に話題になったわけでもないのに、この時期の作品としては結構売れてます。
「ASKAでとりあえず1枚」といったらこれ!という、入門編にも最適なアルバムですね(でもアマゾンで8000円とかしちゃうんだよなぁ…)
ちなみにこの作品で「DOUBLE」から続いたASKAの無双モードが終了する感じです。
この弾けた感じ、いいなぁ~
もう、最高中の最高!メンバーのチョイスも絶妙。
「山木秀夫×メッケン」とかライブで見てみたかったな~。
あと今剛をあえてアコギで使い、荒々しさが魅力の狩野さんをリードギターに使ってるのもミソ。
■ASKA 10DAYS SPECIAL
グッバイ&サンキュー 東京厚生年金会館 ‐ここにあなたの足跡を‐
閉館する新宿厚生年金会館のフェアウェルイベントの一環として「同会場10公演」の限定ライブを開催。
急きょ決まったイベントでスケジュールが合わない人がいたのか、何故かギタリストを5人で回すという非常に謎な趣向も。僕が見に行った時は古川昌義・原田喧太のコンビだったかな?、個人的には古川望を生で見たかったな~
コンサート内容は、批判を恐れずに言うならば若干の“やっつけ感”を感じるもの。特に『12』収録曲がア ルバムでの良さが立体化出来ていない印象だったのを覚えています。
特に『12』バージョンの「君が愛を語れ」における一番のツボ、1番Aメロのドラム&アコギが全然イケてなかったんだよなぁ~。
妙に元演奏をコピーする感じになってたんだけど、あれは“日本の頂点『山木秀夫&今剛』ならでは”って感じのパートだからねぇ…
ASKAバンドも『江口信夫&古川昌義』っていう日本トッププレイヤーなわけだし、このふたりならではの解釈が欲しかった気がします。
その他『月が近づけば少しはましだろう』のコーラスをテープで処理(音源のデータを同期で流す)したりとかも気になったんだよな。だったら演奏し慣れてる元アレンジで良くね?と…苦笑
アンコールでは後に「僕の来た道 」としてアルバム収録される曲を“鼻歌で歌う ”という…。いや、遊びとしてやってもいいと思うんだけど“アンコールがこの鼻歌だけだった”ってのはどーかと思うわ~。
ソロ活動に入って早くも、チャゲアス後期に散々苦労したであろう「アルバム 無しでライブをこなす問題」にぶち当たっているという印象があります・・・
「このライブならでは!」ってポイントが見当たらない印象の薄いライブでした。
「12」のオリジナルと聞き比べてみてください…うーむ…
この曲演ったの久しぶりだったなー
何って「girl」と世界観が被るんですよね…
この曲のアレンジはカッコいいっすな